「うさんくさい。」
初っ端からなんとも失礼な言い方ですよね(^^;;;
でも、ホントにそう感じていたんです。
せれくとの価値観経営メソッドが提供しているコンテンツのひとつに
『本質会議』ってのがあります。詳細はいずれ触れますがここでは割愛。
その『本質会議』の中で「Level1(れべるわん)で喋る」という
フェーズ(局面)があります。これ、超乱暴に説明すると
・喋る人は、なんでも喋っていい。
・聞く人は受容・承認の姿勢を堅持。
「ふ~ん」「へぇ~」「なるほど~」はいいけど
喋る人の意見に対してジャッジをしてはいけない。
という時間です。
ところで、せれくとでは就職面接に臨む前に必ず会社見学をしてもらってます。
就職希望者が逆に会社を面接・査定する機会とでもしておきましょうか。
さて、初めてせれくとに足を踏み入れ会社見学を終えた私に対して
「吉良さんが今せれくとに感じていることを何でも聞かせてください。Level1で」
と社員のみなさんから問いが立てられました。
私はまだせれくとに就職するかどうかも分からないし、
就活で失うものはないと思っていたので率直に感じたまま
「うさんくさい」と言ったのです。
それを聞いていた社員のみなさん、ドン引きするかと思いきや、
みんなニコニコしたまま頷いているではありませんか!!
いや~~、ますます「うさんくさい」です(苦笑)
当時の私がなんでそう感じたかを箇条書きしてみますね。
1)パートナーワークと称する”儀式”がある
2)数値目標や標語、難解な理論のマトリクスが壁にベタベタ貼られている
3)それぞれがパソコンに向かって黙々と仕事する静けさ
4)過剰なまでの笑顔と受容・承認
5)道路に面して大きく窓が開いている事務所なのに
その窓がシェードで完全に覆い隠されている
特に1)のパートナーワークは「無理!」って思いました。
どんなことするかというと、二人一組になって両手で握手し最高の笑顔になってから
「せ~の」で「あなたは成功するために生まれてきました。私がお手伝いします」
ってお互いに声を掛け合うんです。
自己啓発セミナー? 壺でも売りつけられるんじゃ?
じわりと警戒心が芽生えました。
とどめは会社見学を締めくくる社長の一言。
「今日はお疲れさまでした。半日かけて会社見学していただきましたが
吉良さんには『せれくと』の2%くらいしかお伝えできなかったと思います」
(に、2パーセント???)
聴き間違ったのかな?と思いました。確認したらやっぱり2%でした。そんな~ぁ。
こっちがバカにされてるのか、本当にそんなに難解なことに取り組んでいるのか?
帰りのクルマを運転しながら「うさんくさいわ~。ここへの就職は無いわ」って
つぶやいていました。
でも、けっきょく就職しちゃいました(笑)
もちろん、壺も売りつけられていませんし、
洗脳されたとか弱みを握られたとかもありません。
就職に際して、私は自らの意思決定でこのチームとこの仕事にコミットしたのです。
変わったこと、というより『先駆的なこと』に取り組んでいる会社なので、
既成概念の枠(いまあなたがお持ちのパラダイム)を抜け出さない限り、変わったこと、というより『先駆的なこと』に取り組んでいる会社なので、
確かに最初は2%くらいしか納得できないだろうと思います。
ちなみに前述の1)~5)ですが今の私の認識や状況は
1)”儀式”ではなく大切なセットアップ(文言はその後変更されている)
2)貼ってます
3)いや、みんなよく喋ります
4)過剰ではない。自然体。
5)シェード上がったところ、まだ見たことない
となっております。
そもそも、この辺に対するこだわりはすでに無く「ま、いいんじゃね?」です。
これ、うちの社長の口癖でもあります(笑)
よくある会社に勤めていた私が最初に感じた「うさんくさい」せれくと。
1か月半かけて、いろんな気づきや学びを得て、
私が変化することで、素敵な会社だと思えるようになりました。
だからこそ、私たちは肝に銘じておく必要があると思います。
・価値観経営メソッドは簡単にはお客様の心に響かない
・理想と現実の大きな溝を埋める途方もない覚悟を持って仕事に臨む
・私たちが目指す「究極の一点」の先に、必ず良い世の中がある
(私『たち』って言っちゃった。あくまで吉良の個人見解です)
弊社「有限会社せれくと」は「うさんくさい」けど、いたってまともな素敵な会社です!
以上です♪
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