2020年4月27日月曜日

本当に売っているもの



ふと思いましたが、今年の春は快晴つづきだなぁ、と。雨の日もゼロではないんですが、晴れた日の抜けるような青空が印象的。もしかしたら中国の経済活動が止まっている影響で偏西風がキレイになってんのかな。はたまた「こんなに天気いいのに、どこにも出掛けられないなんてもったいないなぁ」なんていう気分が一層そのように感じさせているのかもしれません。まあ、そんな気分すらも今は贅沢でワガママなものになっていると思います。

3密や不要不急のやり玉にあげられた業種のみなさん、とくに自分の古巣である飲食業のみなさんはどんな思いで日々を繋いでいるんだろう。考えても考えても起死回生の一手は出てきません。

フードをデリバリできる店はまだ打つ手があると思うのですが、お酒のみを提供しているバーの業態だと本当に難しいと思うんです。私が前職時代、仕事が終わって足を向けるのは決まってそういうバーでした。

そこでのひと時を終えて支払う対価は、いただいたお酒の代金だけじゃない、ってのは以前からずっと思っていました。マスターとのちょっとした会話。話術や聴く力、包容力と笑顔、いわゆるホスピタリティにお金を払っていたんです。もちろん空間や常連さんたちとの再会、なんかもエッセンスとして欠かせません。

物理的にお酒を届けるのは無理にしても、そこのお店が持つ「居心地の良さ」みたいな価値をなんとかネット上で展開できないものかなぁ。お店の内装や作られるカクテルや揃えた銘酒なんかは「ホスピタリティ」を表現するツールに過ぎない。マスターたちが本当に売っていたのは「居心地の良さ」だ、っていう確信があるから、ちょっと工夫すればネット上であってもそこにまたお客様が集まってくるはず、なんだけどなぁ。最近はそんなことばかり考えています。

だけど、私の脳は「1を10に膨らますのは得意」だけど「0から1を生み出すのは苦手」な構造なんだそうです。アイデアが湯水のごとく湧いてくる人、募集します(笑)


こちらの写真は、ご近所さんの玄関先にある見事な藤の花。
散歩しているといい香りが迎えてくれるんです。

いま最前線で闘ってらっしゃる医療従事者のみなさんに捧げます。

では、また。

・「立入禁止の内部」に迫るオンライントークショー
 「関係者以外立入禁止!の向こう側」第4回は5/6(水) 18:00~ ライブ配信!!

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2020年4月21日火曜日

オジサンの違和感

居酒屋さん時代は学生アルバイトさんに大変お世話になりました。
なので卒業・入学シーズンにはどうしてもスタッフの入れ替わりはつきもの。
そんなときは求人サイト等々にお世話になるわけですが、
そのときに割とよく目にした「アホやん!」って思った広告コピー

求人募集

「求人」と言ってる段階で人を募っているわけで
このままでは「人集めを募集」っておかしなことになる

なので、めいっぱいこじつけたとして、タ〇ンワークとかイン〇ィードなどの
求人誌の営業マンが広告を集めて回る時に言うのなら筋が通る。

張り紙するなら「求人」だけでOKだし
募集という言葉を使いたいなら「スタッフ募集」「従業員募集」などと書くべき。

(まあ、そんな細かいところに目くじらたてなさんな)

と聞こえてきそうですが、オジサンはその辺が気になる生き物なのです(笑)




さてさて、最近また違和感を覚えてしかたがないフレーズが出回っております。

自粛要請

自粛~[名](スル)自分から進んで、行いや態度を慎むこと
要請~[名](スル)必要だとして、強く願い求めること

自粛って「人から言われる前に自己判断で選択」するもの。
人に強要されたり依頼されたりしたものは自粛と言えないはずです。



このフレーズに違和感を覚えるのはオジサンだから、というより、
せれくとで鍛えられた今の自分だから。
自分で意思決定をすることに向き合って、
その難しさ・しんどさと戦う日々を過ごしているから(進行形)

これまでは自分ではない何者かにしたがった意思決定が多かった私。
分かりやすいところでは、進学するとき。
「高校まではみんな行くから」
「みんな普通科行くから」
「自分の学力なら、そっちの道が一般的だから」
「親や先生もそういう期待をしているっぽいから」
本当はもっといろんな選択肢があるはずなのに
環境の影響をモロに受けて勝手に自分を枠にはめ込んでいた。

そんな根っこを持った自分が「あなたはどうしたいの?」を突き付けられた。
わがまま、でもない。自分の意思。それが主体性。
その「主体性」には自分で決めたという「責任」が必ず伴う。

あ~、なるほど。
いままでの私は「責任」を負いたくなくて逃げてたんだ・・・
「人に決められた」から仕方ないじゃん、っていう言い訳を保険に掛けてたんだ。

せれくとで鍛えられてようやく

主体的に生きる=責任を負う=自分で意思決定する

ということが私の中で繋がったわけです。



「自粛要請」という言葉の違和感は、

要請を受けて「自粛」という行動を選択する側
自ら選択した結果として自粛を「要請」する側

どちらにも責任が含まれていないところにあるんだろうなあ~


以上です

・オンライントークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側
      4/22(Wed) 18:00~ ライブ配信!!

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2020年4月16日木曜日

人に伝えるということ

私はおしゃべりするのが好きです。
あれこれ脱線したり迷走したり、他愛もない雑談がとくに。

せれくとに出逢って「想いを伝えるしゃべり」の難しさを知りました。

それまでの私はただ好き勝手に音声を発していただけなんだな~、と。
いや、それが悪いことだとは思いませんよ。
議論っぽくワイワイやって、みんながちょっとずつ発散する場になるって楽しいし
遠慮なくずらりと並べられたいろんな考えに接するだけでも大きな学びになります。

価値観経営メソッドの仕事は、みなさまの未来に向けてのお手伝い。
そこには私たちの志が伴っていないといけないなーということを良く話し合います。

その志、すなわち自分たちが届けたい「想い」や「大切にしていること」を
伝えるのが本当に難しい。

伝えるときは『理論』と『情熱』が必要だ

とは木元の言葉です。

振返ってみると私がなにかを熱く語り始めたときは、たいてい理論だけに偏ってました。
それって正論(しかも本人にとっての正論)振りかざしてるだけ、みたいになっちゃうんですよね。
自分自身の熱い想い「なぜ、そこに心震えたのか」みたいなこととセットで話すってとても大切なんだなあと学ばせていただいてます。

もちろん情熱ばかりが前面に出て、説得材料に欠けるのもダメですよね。
それこそ「騙されないようにしなきゃ」って聞く人が構えてしまいそうです。

なにごとも一辺倒ではなく両輪で。
白か黒かではなく中庸で。

届く声って、意識しててもなかなか難しい。
難しいからトライのしがいがあります。がんばるぞ(^^)v



コロナ禍で大変な情勢です。
語る人が空虚に見えがちな気がするのは私だけかな~

まだ道のりは長そうですが、
みんながちょっとずつ余力を差し出しあいながら、
支え合っていけるといいですね。


今日はこのへんで・・・♪



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2020年4月14日火曜日

47年



4月から「せれくと」はリモートワークです。
自宅だと子どもが絡んでくるので毎朝実家にクルマ通勤しています。
オンラインツールで繋がっての朝礼にも慣れてきました。

さてさて、私事ですが昨日またひとつ歳を重ねましたので、
それにちなみまして私が子どもの頃と今を比べて
世の中がどれほど変化したのかをちょっと見てみたいと思います。
※着目しているところが「道具」に偏っているのはご愛敬・・・(^^;;

<音楽>
レコードからカセットテープに録音してた > 配信サービス

<テレビ>
ブラウン管4:3(CHはガチャガチャ。のちにリモコン)>液晶16:9横長  

<動画>
テレビをVHSに録画 > 録画はHDD。Youtube等のストリーミングも普及

<テレビゲーム>
初代ファミコンは10歳のとき > もはや、ついていけません

<写真>
フィルムカメラ > 写ルンです > プリクラ > ガラケー > スマホ

<休日>
高校卒業まで土曜日は半ドン(死語) > 週休二日が当たり前。祝日も増えた

<PCの記録媒体>
5"フロッピー > HDD や SSD。受渡しはUSBもしくはインターネット経由

<電話>
ダイヤル式 > プッシュ式 > コードレス > 留守電機能 > 携帯

<インターネット>
そもそも、そんなもんは無かった > 無い世界が考えられない

あと大分県に限っての話なら
・高速道路ができた
・コンビニができた
・民放が2局から3局に増えた、などもあります(笑)


いろいろな変化があったなかで、
社会にいちばんインパクトを与えたのは、


携帯電話(無線電話網というインフラの整備)


だと思っています。

「え? インターネットやないん?」

という声が聞こえてきそうですねー。
いや、おっしゃるとおり。
インターネットが世の中を大きく変えたのは間違いありません。
ただ普及という点では「携帯電話抜きでは語れない」と思うんです。

私自身は割と早くインターネットというものに接続した人間だと認識しています。
当時「インターネットが世の中を変える」と騒がれてもいましたが、
あくまでそれはパソコンが身近にある一部の人たちの文化でした。
今でこそ、老若男女が触れる日常的なガジェットとなったパソコンですが、
あの頃は理系の学生かオタクの持ち物だというイメージが強かったのです
(そもそも日常使いするガジェットとしては高価だった)

というわけで、私が思うに、やはりインターネットが爆発的に広がるには、
ケータイと繋がることが重要でした。
パソコンは使えなくてもケータイを持っている人はたくさんいた。
そこでメールやら写メやら買い物やらを楽しんで、とどめはスマホです。

インターネットがパソコンだけを繋ぐものじゃなくなったこと、
それが「ひとり1台ポケットに持っている携帯電話」だったこと。
インターネットは携帯電話さまのおかげで今の存在感を放っているのです(笑)


で、最終的に何が言いたいかっていうと・・・
その携帯電話を実用化できた最大の要素は、というと

電池(リチウムイオン・バッテリー)


なんです。
機械そのものの小型化なんかはどんどん進んでいた。
モバイル端末の実用化でなにが困ったかって駆動させるための電源だったんですよね。
(ちょうど今、電気自動車がブレイクスルーしようとしている状況と似ています)

高校生の時、物理の先生が「これからの時代かならず電池が重要になってくる」
と言うのを聞いて

「は? 電池? 反重力とか核融合とか水素エンジンとかじゃなくて?」

などと思っちゃったな~~。
あの言葉を信じて電池の研究開発への道を志していれば今頃は・・・。


などと妄想を膨らませて遊んでみた47歳の誕生日でした(^^)


ぜんぜん、せれくとと関係ない話~

以上です♪

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