2020年9月1日火曜日

一周年!!


転職して1年が経ちました。

いまここにいられるのは、せれくと全メンバーのおかげです。
この場を借りて、感謝します!! ありがとう~~~!!!


ここまで、あっという間だったな~~

コロナで4月~7月は完全リモートワーク。
パソコンでつながっているとはいえ、実際にはみんなと会えない日々が
長く続いたことも「あっという間」感を増しているのかもしれません。

自営業者だった私が組織で働くことができるのか?
転職を決めたとき、正直そんな疑問・不安もありました。

でも幸運なことに私は「有限会社せれくと」と出逢いました。

チームで働くってどういうことか。
自分の居場所を作るってどういうことか。
主体的に生きるってどういうことか。

そんな原則をずっと問い続けてくれる環境。
そして、あきらめずにとことん付き合ってくれるメンバー。

おかげで、1年前とは比べものにならないくらい
「自分」を知ることができたし、
人との関わり方を学び直すことができました。

これからも、せれくとに食らいついてまいります!!
そして、この分かりにくい会社を
なんとか分かりやすくお伝えしながら、
たくさんの方々を巻き込んでいける仕事をしていきます!!

では、今回はここまで!
いつも、お読みいただきありがとうございます(^^)


・ライブ配信トークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側」vol.20
  9/2のゲスト:かっくん、こと 井上和享さん
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2020年8月6日木曜日

ねじ伏せる

私が地元・大分以外で唯一生活した第2のふるさと、広島。
今日、祈りの日を迎えました。

75年前の朝。
その爆弾は一瞬で最大の暴力を行使しヒロシマを破壊しました。



子どもの頃からビビリな私は、喧嘩も弱く、暴力沙汰が大の苦手。

高校2年の夏、訳も分からず二人組に絡まれたことがありました。
眼鏡も吹っ飛ばされたド近眼の私は成す術なく、
亀のように地面にうずくまり、ひたすら蹴られ続けました。
蹴られながら「これ、いつまで続くんかなー」
「いてーなー」「でも死ぬほどのことはないなー」などと考えていました。
やり返そうとは思えませんでした。怖くて完全に屈していました。

世の中、暴力・武力に限らず、カネ、地位、権力などを振りかざして
恫喝するというチカラの行使もまだまだ横行しています。

映画、ドラマ、アニメ、小説などでも、
「強きが弱きを制する」という構図があふれています。

あのアンパンマンですら、ばいきんまんを対話で説得することはできず、
最後はアンパンチで排除して一件落着ですから(笑)

人間はいつまでたっても、チカラによる解決を手放せずにいます。


難しいですね。


あの夏、蹴られまくった私は、いまだに弱っちぃままです。
同じような場面に遭遇したら、また成す術なく・・・になるのかな。


なにもかもが対話によって分かりあえる。
そんな理想の世界がいつか手に入るといいな、と思いつつ、
自分が生きているあいだには到底そんな人類にはならんだろうという確信もある。

ただ、だからこそ自分は、

相手の意に反して「ねじ伏せる」という結果を招くことだけは避けたい

と思っています。


しっかり対話。分かり合える努力をする。
分かりあえなければ、袂を分かつ。

かな?


人間も生態系の一部。コロナ禍で再確認できたはず。

8月6日、祈りの日。
人間同士が互いに向ける「くだらないチカラ」が
もっともっと良い方向に使われるエネルギーとなりますように、

祈ります。




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2020年8月5日水曜日

接触頻度

せれくとの事務所の壁には「基礎知識」のスライドを印刷した
A4用紙がたくさん貼られています。

それとは別にホワイトボードにも、いろんなグラフやマトリクス、
標語ちっくなものが書かれているんですが、

入社当時にいちばん目を引いたのが、
赤マーカーでホワイトボードの上部にかいてあった

接触頻度No.1

という文字でした。

※ちなみにこのホワイトボード、壁一面を加工して、どでかい一枚に作ってあります
 だから上部に書いてある一行は事務所のどこからでも見えるんです

飲食業だったころは意識したこともなかった言葉。接触頻度。

なぜ意識してなかったかって、飲食店ではお客様と接触するのがそもそも前提だし、
「接触頻度を測る」は「来店されるお客様の数」を追うことと同じだって思ってたから。

※いま書いてて「自分アホやなぁ。来店以外にも
 接触頻度あげるとこあるで」~って思った(苦笑)
 DMとかチラシ配ったりとか、弁当の配達とか、イベント出店とか

とにかく「接触頻度」てワードが妙に自分に訴えてきたんですよ。

んで、さっきひとつミーティング(オンライン)が終わってあらためて思ったんです。

「接触頻度って大事だな~」って

遠距離恋愛が破綻する(きらっちは経験アリ)みたいもんで、
接触頻度が低いと、どんどん存在が遠く、薄くなっていく。
情報が共有できないことで誤解も生まれる。さらに修復のチャンスも逃す。

逆に、よく会う、よく目に入る、よく聞く、よくメッセージが届く、などなど
接触頻度が高いということは関係性を良くするためには欠かせないし、
新たな興味関心を喚起することにもつながる。

「接触」というと、どうしても「対面する」ことを念頭に置きがち。
そんな当たり前のことを当たり前にしづらくなったコロナ禍。

でも、例えばこのブログのように発信することも、私と世の中の接触です。
電話する。メールを送る。SNSでつながる。発信する。
ひと昔と違って、大人数でのテレビ会議がふつう行われる便利な世の中。
第2波が取り沙汰される昨今ですが、
リモートワークなどが増えた今だからこそ、
接触頻度を再確認して取り組みたいです。

想いを発信し届けることをじゃんじゃんやっていきます!!

今日はここまで!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。


・ライブ配信トークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側」vol.17
  本日のゲスト:株式会社エント・岡野涼子さん
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2020年8月4日火曜日

セミナーあれこれ

セミナーという言葉が苦手です。

研修や講演会、ワークショップとかパネルディスカッションはOKなのに、なんで「セミナー」っていうワードだと構えちゃうのかな・・・

たぶん若かりし頃に社会問題化した「自己啓発セミナー」みたいなものが、私のなかで勝手なイメージを作っているのだと思います。

恥ずかしいクセや不安・悩みといったプライベートな部分を全部吐き出させられたり、自分がひたすらにダメだと詰められたり、何車線もある大通り向こう側から大声で「ありがとうございます」を連呼したり、無理難題に挑んだその場限りの「仲間」と泣きながら抱き合ったり、とまあそんなカンジ(笑)

参加してません。全部、体験者から聞いた話・・・

「自分探し」とか「自分らしさ」とは程遠い、お仕着せの「どんな試練にも耐えることができる抜け殻」を量産するような酷いセミナーが横行してたんです、昔は。帰ってきた人は一時的にやたらテンションが高くなったり、逆に悩みすぎて鬱になったり・・・。

そんな「理不尽に耐えたからこそ手に入る強さ」みたいなものを手に入れるのって、しんどそうやな~と思いながら敬遠し、ビビリな私は当然近づきもしませんでした。
「セミナー、怖ぇ~な~」って。


ところが、、、


いまいる「せれくと」はセミナーやってます!!
さあ、どうしましょ

でもご安心ください。

ぜんぜん理不尽じゃないし、頭ごなしに否定されることもなければ、肉体的に無茶なことを強要されることもない(かるくレクレーションレベルの運動を伴う場合はある)。ただ、めっちゃくちゃ頭は使いますし心が鍛錬されます。

理不尽な涙をわーわー流す場面はないけど、じんわり心に沁みて涙をそっと拭くみたいなシーンはあったりもします。


で、最近きづいたんです。


前述の昭和の自己啓発セミナーみたいなのヤツは「逃げ出せない環境」である種の洗脳を行なうわけです。ただ、そのセミナーが終わるとその「環境からは逃げ出せる」。

せれくと流は、特殊な環境に閉じ込められたりはないけども、自分を尊重してくれること、自己肯定感を引き出してくれること、自分の意思決定を重視してくれること、などが積みあがっていった結果「逆に(自分自身から)逃げ出せなく」なる。


どっちがキツイって、たぶん後者(笑)


誰のせいにもできない、ぜ~んぶが自分ごと。
真の「自分らしく」って修行しないと手に入らない大変な価値観なのだ~。


というわけで、

自分自身を深掘りしてみたい人。
自分の人生を俯瞰してみたい人。
自分の辿り着きたい未来を具体的にとらえ直したい人。

などなど、ぜひせれくとへご連絡ください。

優秀なファシリテーター陣がお待ちしております!!


本日はここまで!!
いつもお読みいただき、ありがとうございます!

(今回はがっつり宣伝したった~~~)


・ライブ配信トークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側」vol.17
  ゲスト:株式会社エント 岡野涼子さん
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2020年7月17日金曜日

せれくと「基礎知識」その4


シリーズ・せれくと「基礎知識」
第4回目は「人間関係:人生に価値を生み出すための習慣」(通称:右と左)です。

これ、見たまんまです。
左が「人間関係を破壊に導く習慣」、
右が「人間関係を醸成させる習慣」です。

タイトルが長いので社内では「右と左」で通じるようにしています。

「いまの左やわ~」とか「左、使ったな?笑」とか、言います。
直接に「いまの『脅し』たね笑」などと冗談交じりでツッコまれることもあります。

右に関しても「右を意識して頑張ります!」とか、
「いいねぇ!最近、右ができちょんな~」とか、言います。
    注)できちょん:大分弁で「できている」の意



はじめてこれに接したとき、自分が左だらけだったので青ざめた記憶があります。
とくに前職のとき、店主だった自分は「お山の大将」完全体だったので、
恥ずかしいくらい左が習慣化していました。

そこを自覚しつつ、さらに恥ずかしいことに
「でも、あとでちゃんとフォローはしてたんですよ」と言い訳までかぶせた私を見て、
木元さんが苦笑いしてたのを強烈に覚えています。

(あとでフォローとか意味がない。そもそも左をゼロにしていかなくちゃダメ)

そういう厳しい視座が、あのときの私には無かったなぁと思い返します。


ま、せれくとが完全に左をゼロにできているか、というとそんなことは無いんだけど、
それでも「基礎知識」として共有しているだけのことはあって、
左を使わないようにみんなが意識していることは間違いないです。



このまえ、たまたま流れていたドラマのワンシーン。
オフィスで先輩がすごい剣幕で怒鳴り散らすんです。
「○○をしちゃダメだって、あれだけ言ってたじゃないか!!」

それを見て思ったんです。
「せれくとではこういうシーンは一度も見たことがないなぁ」って。
同時に「前職の自分はコレ、しょっちゅうやってたなあ」とも・・・(^^;;;;


せれくとメンバー、みんなスゴイです。頑張ってます♪



最後に、私が右のなかでいちばん好きな項目を紹介。

それは「信頼を前払いする」です。

これ「相手がなんて思っていようとも、こっちが先に信頼しようね」ってこと。

相手がよくしてくれたから私も恩返ししよう、とか
なんとなくウマがあうから、仲良くしよう、では無くて
こっちから、先に相手を受け入れて認めていこう、ってこと。

なかなか勇気もいるし難しいことだと思うんですけど、
自分のなかでその人に「苦手意識」を完成させてから崩すよりは
ハードルが下がるような気がするんです。

私はこれまで「ほとんどの人は、私を嫌いなんだろう」っていうネガティブな
入り口で対人関係を作ってきたので(単に傷つくのが怖かっただけ・・・)
こっちから先に信頼するって「すげーなー!」って感激したし
自分も「そんな人になりたいっ!」って思ったんで、右のなかでこれがイチオシです!!


みなさんは、どの「右」が好きですか?



余談ですが、これプリントアウトして自宅にも貼ってます。
夫婦喧嘩防止に効果テキメン(笑)


今回もお読みいただきありがとうございました!
では、また!


・ライブ配信トークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側」vol.15
  ゲスト:やまみうに・嶋田寿美子さん&友枝豊さん
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2020年7月15日水曜日

WHY3回

せれくとでは痛いほど「本音」とか「本心」とかを掘られます。
そのたびに思うのが「自分のことってさっぱり分からない」ってことです。


「基礎知識」の第1回ででてきた「心理的安全」の軸。
本音がきちんと出せることを指標としましたが、
そもそも、この「本音」という言葉、みなさんはどう捉えていますか?


私は本音というと「言いたいけど、言えない気持ち」程度に認識していました。

例えば、ある企画の担当者を決めるミーティングをしているとき、
気持ちは「立候補したいな~」と思っているのに
つい尻込みして譲ってしまったこと、ありませんか?

よくある解釈だと、この場合
「立候補したいな~」が本音、
「でも、やっぱりやめておこう」が建て前。

せれくとでは、そこでは終わりません。

その意思決定は、本当に自分の気持ちに沿ったものなの?
状況や関係性を考慮したんじゃないの?
いわゆる「忖度」や「遠慮」、はやりで言うと「空気読む」ってとこかな。

その忖度や遠慮という行動で、立候補にブレーキをかけた理由こそ
「より本音に近い」部分だ、と深掘りするのです。

・チームの調和を優先した
・自分より〇〇さんのほうが上手だと思ったから譲った
・経験値を積みたいって思ったけど自信はまだ50%しかない

などなど、いろいろ出てくるでしょう。
それを開示すると、また掘られます。なんで?(WHY?)って。

チームの調和を重んじた理由は?
〇〇さんのほうが上手が事実として、それが意思決定にどう関係した?
どういう気持ちで「担当したい」って思ったん?

・現状チームにおいて自分が最も適切な価値提供ができる
・〇〇さんが最適なのは認めるけど自分も十分に価値提供できるし、
 自分がより成長する為に場が欲しい

などなど。
疲れてきます・・・笑

さらに「いま、何をいちばんに目指してその意思決定?」と深掘り。
「やりたい」ことと加えて「プライオリティ(優先順位)」も含めた
【あなたはどうしたいの?】が問いとして建てられます。

せれくとでは「3回WHYを聴くと本音がみえてくる」と言ってます

でも、ここまで「なんで?」が続くと正直へとへとになります(^^;;;


問われ続けると

(ホントは自分は『やりたい』って思ってなかったんじゃないか?)

と、気持ちが萎えてきます。


これは心理的に防衛が働いている状態。

気持ちが言葉で表現できなくなり言い負かされたかのようになると
自分の感情と言動の整合性が取れなくなるので、
感情のほうを変更しようとするわけですね。



その深さで思考した時に萎える程度のことは「本音」では無い。
「本音」は「自分がどうしても譲れないもの」なんだよ。



それが、せれくとに問われ続けるしんどい部分です。



チコちゃんに叱られそうだけど、
「ボーっと生きてきた」ことを認めさせられるようなカンジ。


「本音」は感情の部分じゃなくて、
あなたが大切にしているもの、そのもの。
「あなたは、何を大切にして生きてきたの?」



なんで?
なんで?
なんで?



詰められる感じがなかなかにハード(笑)
やっぱり思うのが「自分のことってさっぱり分からない」ってことです。

分からないときは周囲に聴くのがいちばん!!
というわけで「せれくと」が贈る深掘り番組が今日もこのあと18時から!!


・ライブ配信トークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側」vol.13
  本日のゲスト:下関で100年続くソース屋「カギ印ソース」より勝俣貴仁さん
  ライブ配信はこちら> https://youtu.be/YLc__D133b4

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2020年7月11日土曜日

せれくと「基礎知識」その3


シリーズ・せれくと「基礎知識」
第3回目は「FAW(エフ・エー・ダブリュー)」です。

3文字がそれぞれ何を表しているのか説明していきますね。


F=Focus:焦点【他者には見えない聞こえない=伝わらない】
自分がいままさに考えていること、感じていること、伝えたいこと、ゆるぎない信念

A=Action:行動【他者に見える】
そのときに選択した、表情、態度、振舞い、実行(もしくは停止)、速度、力加減など

◇W=Word:言葉【他者に聞こえる】
そのときに選択した、単語、敬語か否か、難解な専門用語?、トーンや速さ、圧力など


いずれも自分と他者との接点(コミュニケーション)に生じている現象です。

これ、学んだときは
「なるほど、見える部分と見えない部分を意識しないとねー」
くらいの納得感でした。
でも、スルメじゃぁないけど噛めば噛むほど味わい深い「基礎知識」なんです。


当初の私の理解ではFはいわゆる一次感情でした。むき出しの喜怒哀楽。

  そのFをそのまんまAとWに直結すると相手が傷つくよ。
  だから深呼吸して、考えてからAとWを選ぼうね~


その次は伝達したい情報の正解としてのF。

  私は、あなたの言動をこのように受け取っていますが、
  本当に伝えたいこととズレは生じていませんか?
  認知誤差、ありませんか?


で、次の段階ではFは「素の自分」です。

  そのAとW、忖度してませんか? カッコつけてませんか?
  相手の期待や、他人が決めた正解に寄せていませんか?
  イヤ、ムリ、困った、助けて、を封印していませんか?


さらに時間軸を長めに取ると、Fは急に哲学的になる気がします

  あなたが他者に「そう見られる」ことがあなたが表現したいあなたですか?
  あなたが選んだAやWは、あなたが本当に望む未来に即したものですか?
  あなたが本当に得たい未来はそのAとWで実現できますか?



自分が発信者のときの視点ですら、こんな具合。

自分が受信者となったときは、もっと大変。
相手のFをきちんと受け止めるために何が必要なのか。

なんども確認? 質問攻め?
深掘りする? それとも黙ってそっと寄り添う?



そもそも相手が胸の内を明かしてくれる関係性はどうやって築くの?


噛めば噛むほど、迷宮入りしていきます(笑)



そんな私が今この基礎知識について言えることは

AとWは油断すると無意識が決定していることがあるので、
意識的に選択するように心掛けると、ちょっと違った視野が手に入る

ということ。

中途半端ではありますが、今日はここまで♪
今回もお読みいただきありがとうございます<(_ _)>


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2020年7月4日土曜日

せれくと「基礎知識」その2



シリーズ・せれくと「基礎知識」
第2回目は「モチベーションとテンション」です。

自分を突き動かすものって、いろいろあると思います。
何が意思決定に寄与しているのか?
そのいろいろを「主体的な部分」と「環境の影響による部分」に
分けることを意識してみよう、というのが上図です。

なんで分けるのかって? いいことがあるから(笑)
※スミマセン、ざっくりで・・・


ここでは自分を気球に例えています。
気球は膨らみ、浮かび、目的地へ向けてテイクオフします。
自分自身で立ち上がり、人と関わり、人生を歩むこととリンクしています。


気球が膨らむための、もっとも基本的な要素は炎です。
これをモチベーションと呼ぶことにします。
モチベーションは内なるエネルギーです。
何を燃料として燃やすのか、どのくらいの火力で燃やすのか、
高度をどうコントロールするのか、すべて自分次第です。

気球は炎があって初めて気球としての体を成します
つまりモチベーションは自分を形作るもの、
言い換えるなら、モチベーションとは
自分が自分である為に「絶対に譲れないもの」です。


上空では、高度ごとに異なる風向きを選んで
気球を上昇下降させながら目的地へ向かいます。
しかし、自力でできることはそこまで。
気球の飛行には周囲の環境がとても大きな影響を与えます。

まず風。
心地よい追い風ばかりだといいのですが、
文字通り逆風となったり、台風のような荒れ狂う強風になるかもしれません。
また、雨に降られたり、雷に襲われたり、
ゴンドラの乗員をつついてくる鳥や
うっとおしい昆虫の大群と遭遇することもあるかもしれません。
これら自分では制御できない外的要因をテンションと呼ぶことにします。

テンションは私の心模様や意思決定(気球の飛行)に影響を与えます。
「追い風」だったら嬉しくなるしラクちん♪
順風でも高速すぎるとちょっと怖いかもしれないし、
「逆風」や雷雨に見舞われたら「いやだなぁ」って思う。
目的地から遠ざかると「こいつらのせいでうまく行かない!」と言いたくなる。
でも、風の向きや強さを変えたり、雨を止ませることはできない。
現象は変えられない。
変えられるのはその現象の受け取り方、すなわち「解釈」のみです。

そして「解釈」の変更は意思の力でできる!!
「この逆風、挑戦しがいがあるな~!」ってワクワクしてみるも良し。
追い風を求めて高度を変えるべく、炎(モチベーション)の火力をアップするも良し。
    ※火力を落として高度を下げる方法もあるけど、
       高度を上げたほうが視野が広がるし選べる風向きの選択肢も増える!!





自分はなぜその意思決定をしたのか?





周囲からの影響に関わらず、自分の内側から湧き出てくる想いで
「絶対に譲れない!」「かならず成し遂げる!」と言えるのがモチベーション。


そうでないならテンションの影響。

親に言われたから
友達もそうしているから
時代がそうだから
この仕事を与えられたから
上司に命令されたから
先輩に期待されたから
後輩に頼まれたから
他者の事例がこうだったから
慣習・慣行としてそういうもんだから
効率がいいから
儲かるから

ま、いろいろ意思決定に寄与するテンションってあると思います。
でもただ流され、テンションのせいにすることだけはやめたい。

自分の意思決定はモチベーションに基づいている、ゆるぎないものだ。
テンション(周囲の環境)は解釈の変更で味方につけていく!


モチベーションとテンションの違いを自覚し、
そことの向き合い方を学んだ結果、吉良は


自分は「自分のせいで」こんなふうに生きているんだ


という(当たり前の)ことを再認識できたのです。
※これが最初に書いた、いいこと(笑)



尾崎豊は「僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない」と歌ったけど
他者と勝負して自分の正義を押し通すのではなく、
自分のモチベーションがなんなのかを常に自身に問い続ける、
その「自分に向き合う痛み」に勝ち続けなきゃならないんだろうなーと思うのです。

そして、そのモチベーションを公言し、自分自身に責任を負う。
周りのみんなにも「私のモチベーション」を理解してもらい、
ときに応援や助けを得ながら、支え合う。

反対に自分も「私が周りの人にとっての環境」であることを意識し、
他者のテンションとして「追い風」になれるよう振舞う。


そんなふうに「自分」と「環境」を捉えなおす、きっかけをくれた基礎知識です。



で、次に突きつけられる命題はとうぜん

「じゃあ、私のモチベーションってなに?」

となります。これを探すのがまた大変!



今日は、ここまで!!
今回もお読みいただきありがとうございます<(_ _)>


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2020年6月18日木曜日

この制度、誰トク?!


「自分の分くらい自分で稼ごうよ」

まあ、よく聴くセリフかな~と思います。
さて、では実際どのくらいが「自分の分」なんでしょう?

「え、給料分じゃないの?」

って聞こえてきそうです。もちろん、答えはNO。
今日はその辺を書いてみます。


給与っていろいろ引かれますよね。
いろいろな項目を列挙され、それらを引かれた差額が
いわゆる「手取り」となって振り込まれ(手渡しされ)ます。

いわゆる「引かれモノ」の計算に使う掛け率は
業種、地域、年齢、扶養家族の有無、などによってバラバラ。
なので、細かいところはツッコまないでいただきたい(笑)

そのうえで進めますね♪

給与から引かれる法で定められたものは以下のとおりです。
・労災保険料(0.3%=会社が全額負担)
・雇用保険料(0.9%=労働者0.3%+使用者0.6%)
・厚生年金(18.3%を労使折半)
・健康保険(10.17%を労使折半)
・介護保険(40歳以上のみ。1.79%を労使折半)
・国税  (7段階の累進課税)
・地方税 (都道府県による)

例えば20万円の給与(扶養家族0人、40歳未満、大分県)だと
・労災保険料 本人=0円  会社=600円
・雇用保険料 本人=600円 会社=1,200円
・厚生年金 本人=18,300円 会社=18,300円
・健康保険 本人=10,170円 会社=10,170円
・国税(源泉徴収、概算) 本人=4,770円
・地方税(前年所得も同額と仮定して概算)本人=11,250円
----------------------------------------------------------
まとめると20万円の給料を払うときに、
本人手取り=154,910円
本人負担=45,090円
会社負担=30,270円
ってことになります。

これを書き直すと「給与20万円で働く」という雇用契約を結んだ時

A)本人は、154,910円 を手にする、
B)会社は、230,270円 を用意する必要がある、ってことです。

ここにはなんと、75,360円ものギャップがあるのですっ!!
(企業に義務付けられている健康診断などもあるけど割愛)

というわけで、まず第一関門として、このB)の金額はマストです。



ところで、私はずっと疑問に思っているのですが
そもそも、これ会社負担とかする必要あるのかな?

「手取り」154,910円の給与って、「提示額」を230,270円にしたうえで、
すべてを本人負担として 75,360円天引きしても同じことなのになぁ。

会社としても

給与として154,910円を支出し、
法定福利費+税金として75,360円を支出しようが

全額を給与として230,270円支出(税金は本人に払ってもらう)しようが

出ていくお金は変わらないのです。



居酒屋のカウンター越しにお客さんなんかとよくこの話してました。
なんでわざわざこんなややこしい制度にしてるんやろね?って。
この制度、誰がトクするんやろ?って。


で、出た結論。

これ、お上が民に対して、
納付する保険料や税金を少しでも少なく見せるためのカラクリじゃん!!

あと、会社にとっても
「会社が出してくれる」って思ってもらえると
社員に忠誠心を持ってもらえる、とか
感謝してもらえる、とかいう効能もあるかもしれません。


私は思うんです。

自分の稼ぎに応じて上納している額は全額、
自分の給与から天引きするべきだ、って。

そしたら今よりもっと「こんなに保険料や税金って高いの?」って
意識も芽生えるだろうし、ひいては政治への関心も高まると思うのです。



そもそも「会社が負担してくれる」お金なんかは存在しません
その支出は全額「あなたに帰属」します。
なぜならその会社負担分は「あなたが就職しなければ発生しなかった」支出だからです。

上記の社会保険料等に加えて会社負担分には
企業が独自に設定する交通費や住居費・家族手当や、
義務付けられている健康診断に関する費用負担などもありますが、
それらもすべて「あなたが就職したことで新たに会社に発生した」支出です。
つまり、あなたがその会社で「あなたの分を稼ぐ」というのは、
給与以外にこれらの額も上乗せして稼がなければ、数字上成り立たないのです。


ながながと書きましたが、まだ、これでは終われません(^^;;


この「稼ぐ」が売り上げのことを指している、って思ってたとしたら
認識を改める必要があります。
「あなたの分」と一致した額の「粗利」を作らなければならないのです。


さあ、大変!!


しかし、まだまだ、これでは終われません!!
実は、これでもあなたの稼ぎは不充分なんです。

ここまでは「あなた」にかかる支出をもとに色々はじき出してみたのですが、
会社はチームで成り立っています。

チーム運営するための支出も当然あります。
これは誰が払うのでしょう?

社長? 会社? 権利収入が自動で穴埋め?

あなたのデスクが専有しているスペースには家賃が掛かっていますし、
使っている備品もタダで手に入ったわけではありません。
トイレに行けば水道代、電灯やエアコンをつければ電気代などなど、
「あなた」が活動することで、どんどん支出されているのです。

なので、ここもチームメンバーが応分を負担する必要があります。

この応分をどれくらい担うのか。
自分が乗った船の運航にどれだけ価値貢献するのか。
できないなら、その分を誰にお願いするのか。

そこの握り合いまでできて、初めてチームの一員です。

「自分の分くらい自分で稼ごうよ」

給与明細だけ見て判断すると、間違えますよ~。

釣りバカのハマちゃんや美味しんぼの山岡みたいな働き方が
できる世の中は、もう遠い過去の話・・・

なんとなく日々を過ごし、
スーパープレイヤーにぶら下がって
「稼いでる気になる」ような働き方だけは避けていきたいものです。



と、自分に言い聞かせつつ、今日はここまで!!
(はぁ~、胸がイタイ・・・)


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2020年6月15日月曜日

せれくと「基礎知識」その1


前回の投稿で

************
事務所の壁一面には『せれくとの基礎知識』ってのを貼り付けてます。
最初これを見たときは『こわっ・・・』ってドン引きした記憶が
************
って書いたところ、多方面からお叱・・・じゃなく反響を頂いたので

いまなら理解できる素晴らしい「せれくとの基礎知識」を
シリーズでご紹介していきたいと思います(^^)


第1回目は「心理的安全と責任の共有」のマトリクス、です!!

これを学んだとき、私は自分が飲食店をやっていたときに
どうして業績が頭打ち(伸びが緩やか)になっていたのかを知ることができました。

このマトリクスでは、縦軸に「心理的安全」、横軸に「責任の共有」をとり、
それぞれの度合いの高低で4つのゾーンを描き出しています。
各ゾーンはこのチームが「どんな状態を作りやすい環境」となっているか、を表します。

縦軸の「心理的安全」は
「高」にいくほどメンバーが本音を出し合える
「低」にいくほどメンバーが本音で語り合えない
ことを表しています

横軸の「責任の共有」は
「高」にいくほどチームの責任をシェアしあえている
「低」にいくほどチームの誰かに責任が偏っている
ことを表しています


では、ゾーンを順に見ていきます。

まず左上「心理的安全が高く、責任の共有が低い」
このゾーンは『甘えが出やすい環境』です

なんでも言いあえて風通しが良く、チームも仲が良くて
きっと全体の雰囲気も良いのでしょうが、
では誰がチームの目的に対して責任を負うのか、
そこが希薄なので事業としての成果に結びつかない。
もしくは責任が特定の少人数に集中するので、
全体のパフォーマンスがうまく引き出せない、という状態です。

実は、飲食をやっていた頃の私は、
当初いわゆる『ブラック』な環境しか作れていませんでした。
なので、そこをなんとかしようとして、
雰囲気重視路線に切り替えていった結果、
「雰囲気は最高! でも実力は伸び悩み・・・」みたいな
状態に陥ってしまってたんですねー
【あ~なるほど「甘えが出やすい環境」になってたのか・・・】
ということがストンと腹落ちしたのを覚えています

念のため付け加えておきますが、
その頃のメンバーがダメって言いたいわけではありません。
むしろ、経営者の責任として
・きっとあの素敵なメンバーだったら、もっといい仕事ができただろうなー
・うまく相互作用が働いてたら、みんなのエネルギーをもっと引き出せただろうなー
ということを感じています。

たぶん私がひとりよがりに仕事をし、
みんなにはそれを「手伝って」もらってたんだと思います。

チームで考えて、チームで決めて、チームで仕事をする。
それが、どういうものなのか。

当時の私と、いまの私で、解釈がだいぶズレているのが分かります。




あ、ずいぶん長くなってしまいました・・・。
ゾーンの特性を見ていくんでしたね。




左下「心理的安全が低く、責任の共有も低い」
このゾーンは『無関心を生みやすい環境』です。

本音が言えない。
責任も分けてもらえない、つまり仕事を任せてもらえない。
こうなると誰かの指示で、黙々と機械のように動くしかなくなります。
「いまの姿は本当の自分じゃない。仕事だから仕方なく・・・」
「どうせ言われたことをするだけ」
「失敗しても上司(指示した人)の責任」
などと思いはじめ、仕事に対して無関心になっていく。
こうなると本来持っているはずのチームパフォーマンスは発揮されず
誰か特定の人の頑張りだけに頼るチームになってしまいます


右下「心理的安全が低く、責任の共有は高い」
このゾーンは『不安・恐れが出やすい環境』です

本音は言えない。

よくわかりません。むずかしいです。
もう少し時間がかかります。なんとなくやりたくない。

実は本音を語るっていうのは「自分のできない」を開示することでもあります。
人はそれぞれ違って当たり前なので、
あることが「できる」人と「できない」人がいて当たり前です。
その差異をチームにオープンにし、それぞれの特性にあわせて
業務を振り分けたり、挑戦や学習の機会を提供したりできると良いですね。

でも、このゾーンでは本音が封印され、
さらに「この目標値まで全員がんばるぞー」と号令が掛かります。

(そこ、私には無理なのに・・・)
(失敗する自信しかない・・・・)
(あの人と同じノルマが達成できる気がしない・・・)
(また「なんで、できない?」って怒られそう・・・)

その人の心情や技能を顧みずに「組織の理論」で管理・統制が図られる。
そんなチーム状態。ザ・根性論運営とでも言いますか。

これ、ついこのあいだまで割と多数派を占めた会社の姿だと思うのは
私だけでしょうか?



そしていよいよ右上「心理的安全が高くて、責任の共有も高い」
このゾーンは『学習・充実・才能開花が進みやすい環境』です

誰もが「できる・できない」「好き・嫌い」を公言し
それを誰もが「良い・悪い」のジャッジを挟まずに受容する

そのうえで、自分にとっての「できない・嫌い」を誰かに依頼する
自分も誰かの「できない・嫌い」を引き受ける

こうやって互いが補完しあうことで、チームとしては「できること」が広がる

さらに、周りには自分にとっての「できない・嫌い」を、
できる人・好きな人がいるのだから教えを乞うこともできる。
「できる・嫌い」を克服するチャンスも転がっているのです。


こうやって、
自分が持つ価値を提供する
もっていない価値は誰かにお願いする
新たに獲得したければ誰かに教わる
という支えあいの連鎖がうまれた状態を「協働」って呼んでます。

そして、その協働を果たした先、図で言うとマトリクスのさらに右上あたりに
その協働の果実を届けたい「お客様」がいる、というのがせれくとでの共通認識です。


「協働」で働けるチームでありたいですよね(^^)



最後に。

人生の学びに終わりがないように「協働」もゴールではありません。
たどり着いた!って思った瞬間、次の視界が広がってまたチャレンジがはじまる。
なので、マイルストーンみたいなものだ、って思っています。

ですので、これが答え・正解!っていう結論にはしません。

せれくとメンバーは、こういう考え方「基礎知識」をいろいろ組み合わせながら、
日々、自らをバージョンアップするべく取り組んでいます。

という紹介でした(^^)v


長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また次回の「基礎知識」でお会いしましょう!!


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2020年6月12日金曜日

根性~

せれくとがリモートワークになって以来、私の職場は実家の元・自室。
昭和感満載の2階の6畳間にはエアコンがありません。
梅雨入りしたばかりの大分市ですが、ここ数日は雨が降ったりやんだり。
陽が照ろうもんなら蒸して不快指数高めの環境ができあがり!!です(^^;;;

今と30年前とでは温暖化の影響もあって、暑さも比較にならないでしょうが、
いや~、この部屋でエアコン無しでよくやっていけてたなぁ・・・(笑)

そこを耐えていけてた理由が夏の気温差ってのもあるでしょうが、
もうひとつ大きな差が「根性論」かな~って思うんで、今日はそのネタで♪

はっきり言って転職する以前のは私はわりと「根性論」好きなほうでした(^^;;;
理論とか数値による裏付けとかも大事だけど「最後はハートだよね」みたいな。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」とか良く口走ってたなぁ。

    いちおう補足しますが「心頭滅却、云々」は無我の境地とかの話で、
    暑さに耐える「やせ我慢」とは次元が違います。
    当時の私がカッコつけで言ってただけです(^^;;

当時の自分が何で「根性論」寄りだったか。
それは、あらゆる局面において

なんでこの結果が得られたかを良く分かっていないし覚えていない

ってことなんじゃないかな。今の自分はそう思うんです。


私は目標を定めてそこに向けて努力する、ということが苦手です。
なんとなく「できそうなこと」「興味を持てそうなこと」を
ふわっと実践して結果に結びつけて、ここまでやってきた気がしてます。

なので、できるようになったプロセスをのちのち検証することができない。
「こうしたら、こういう結果が得られるよ」と一般化して人に提供することもできない。

自営業のひとり親方みたいな仕事ぶりだったから、それでも何とか通用していました。
そこには体系化した「習慣化するまでのプロセス」みたいなものが無いから

「分からないけどやってみる」
「とにかく頑張る」
「やっているうちに分かってくる」
「続けるうちにできるようになる」
「案ずるより生むが易し」
「続けたヤツにしか得られないものがある」
「自分のやり方が見つかる」
「人の真似よりオレ流がカッコイイ」

なんて言葉で、がむしゃらを美化するんです。

    今も書いてて「あ~、いいなあ。こういうの好き」って
    ちょっと思ってる自分がいることを否定できん(^^;;;


さて、せれくと。

弊社事務所の壁一面には「せれくとの基礎知識」ってのを貼り付けてます。
最初これを見たときは「こわっ・・・」ってドン引きした記憶があります。
「考え方の強制」っていうか「アタマでっかち」な雰囲気というか、
自分流でふわっと生きてた自分にはハードル高めな世界観です。

でも、かつて「水飲むな!」の運動部が運動生理学とかが進歩した結果、
トレーニング法やそれに伴うコーチ法が変化したのと同じ。
やっぱり頭良い人が経験則や理論を「見える化」してくれるってありがたい。
昔は説明できなかったことが、技術や理論の進歩で説明できるんです。
だから、どんなに年齢を重ねても最新情報を拾いに行って
自らをアップデートすること(しようとすること)が、とっても大事。
アップデートすると、それまでの「素晴らしき遠回り」が
まったく「無駄な遠回り」にすら見えるようになるから不思議です。
そして、それこそが自分自身の進歩であり成長なんです。

「どうしたら、その理想の姿に近付けるのか」
検証を繰り返し、体系化し、人も巻き込みながら成長する。
その足跡が壁にベタベタ貼られた「せれくとの基礎知識」です!

そう思えるようになって、あらためて感じるのは、
私くらいのオジサンが「根性論」を振りかざすのは
自分の経験値を体系化できていないことの裏返しでカッコわりぃなあってこと(笑)
聴く人にスーッと染み渡るような理路整然とした情報提供ができるように
なれたらいいなあ、って思う今日この頃です。



2年前から放送中の某「筋肉体操」の番組でトレーナーさんがこう言ったんです。
例えばスクワット20回とかやってて、ラスト1回っていう場面で
ふつう「あと一回、頑張りましょう!」とか「やりきりましょう!」って
発破をかけるところ、そのトレーナーさんは、さも残念そうな淡々とした口調で

「さぁ、あと1回しか、できません・・・」

だって! 思わず吹き出してしちゃった(^^)
こんなところにも「気合い」「忍耐」「根性」などに頼らない
新たな提案の仕方を見つけて楽しんでいます。

さて、今度の休みはエアコン買ってアップデートしようっかな♪

今日はここまで!!
お読みいただきありがとうございました(^^)v

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2020年6月9日火曜日

頑張った? 疲れた?

近頃「素を出してきている」と社内でも評判のきらっちです。

前職時代、自分に課してたルールのひとつに
「疲れた~ぁ」を言わない、っていうのがありました。
言いたくなったときは「頑張った~ぁ」に置き換えるようにしてたんです。

「疲れたぁ」っていうと「イヤなことに耐えた」っていう
ニュアンスを表出しているようで、あんまり好きじゃなかったんです。
代わりに「こんなに疲労したってことは一所懸命に働いた証だよね」
「みんなで褒め合おうね」という意味を込めて「頑張ったぁ!」と言ってました。

ところが!!

せれくとでは「頑張った」って言っちゃダメなんです(笑)
逆に「疲れた~ぁ」って言うことが推奨されてるんです!

まあ、ダメってことは無いんだけど、

「頑張った」っていう抽象的な指標を良しとすると達成度が分かりにくいから、
「よし、今日はアレとコレが完了したぞ!!」とか
「やってみたけど、ココまでしか進まんかったなぁ」など具体的に言及しましょう。
安易に「頑張りました」「努力しました」で済ますのは辞めましょう、ってことです。

根底には「うちのメンバーが頑張っているのはみんな分かってる!」ていうのがあります。

裏を返せば「誰もさぼったり手を抜こうとしているヤツはいない」という前提で
いっしょに働いているってことです。

これもまた難しいんですけど「さぼるな」「手を抜くな」って言ってるんじゃない、、、

ってことでも無いな~。え~っと、

誰しも、さぼったり手を抜きたくなるような状態になる時だってあるわけで、
すなわち自分でも「あ~今の自分、落ちてるぅ。ダメだ~」って分かるようなとき。
そんなときは仕事をとめて、しっかり休みましょう!!
いま、あなたは『お休みする』という意思決定に基づいて手をとめているので
これはけっして、さぼったり手を抜いたりしているわけではありません。
回復したらまたバリバリ働こうじゃないですか(^^)v

ってなカンジ、かな?

そういう意味で「疲れた~ぁ」を明示的にすることが推奨されてるようです。


「あ~疲れた!」
「も~、好かん」
「嫌やわぁ」
「もう無理」
「や~めた!」

せれくとって、みんな子どもみたいに素直な言葉を使います(笑)

もちろん良いフレーズも!

「やったぁ~」
「すごいやん!」
「うれしい」

「おなかすいた」
「ねむたい」

などなど。

いい歳こいたオジサンにはなかなかハードルが高かったのですが、
どうやら最近、私もそんな感じで心情を吐露できるようになってきたみたいです(^^)

おなかすいたし、そろそろ帰ろっと♪

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2020年6月8日月曜日

マスクに抱く・・・



唐突ですが、心理学って統計学です。

哲学が、対話や瞑想などを通じて
学者さんひとりひとりの脳内で想いを巡らせ真理に迫っていくのに対して、
心理学は一定数のサンプルを観察・実験することで統計をとり、
人や動物などの「こころ」がどう揺れ動き、反応するのかを科学します。

心理学って文系でありながら研究手法は割と理系チックなのです。
数字に裏打ちされた「こころの傾向」を分析していく点は
私が「心理学って面白いなー」と思えた要素のひとつです。

※もっとも私が学んだ心理学は「さわり」の部分なので、
 もっと専門的に深く学ばれた方からの
 「勉強不足!」というご指摘は甘んじてお受けいたします



さてさて

コロナ禍で世界中が争奪戦を繰り広げたマスク。
先日ニュース解説で面白い「傾向」を知ったのでシェアします。

以前から、
日本人は外出するときマスク姿で歩くことに抵抗がないけど、
欧米人は「マスク姿でウロウロするなんて気味が悪い」と感じるらしい、と
よく耳にしていましたが、


それ、な~んでか?


答えは、マスクが口元を隠すから。
欧米人は相手の感情を読み取るときに「口もと」に注目する傾向があるのだそうです。
だから、口もとが見えないと不安になるらしい。

対して、日本人は相手の感情を「目もと」で読み取る傾向があるので、
マスクで顔を半分以上隠されることは平気でも、
サングラスを掛けているほうが「何考えているか読めない不気味な存在」として
捉えがちなんだそうです。

顔文字も日本だと
(^^)   (T-T)  (@_@)  (*_*)
など、目にフューチャーしたものが多いのに対して

欧米は
:-)  :-D  :-< :-( 
と口もとの違いで表現することが多い、という解説。


それを聴いて私は「なるほどね~」と妙に納得しました。
みなさんはいかがですか?


というわけで再発見!!

マスクよりサングラスのほうがちょいワルなカンジを演出できるのは、
実は日本国内だけだった!!

ってことは、逆にあちらへ行ったときには
マスク姿で街を歩くほうがオラオラなカンジになるってことですね(笑)

欧米を旅する時は、
狙ってやるにせよ、うっかりやっちゃったの結果になるにせよ、
マスクには充分ご注意を・・・。


暑くなってきて熱中症対策との兼ね合いまで気にしなきゃいけなくなってきて
なかなか大変ではありますが、
みなさま、良きマスクライフをお送りくださいませ~


ちなみに弊社では社長の粋な計らいで全社員に
こちらのステキなマスクが支給されました!

さんきゅー、しゃちょー♪


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2020年6月1日月曜日

ちゃぶ台返し?!

きらっちです。お久しぶりです。

首相が全国の学校に臨時休校を要請した日から3ヶ月が経過。
みなさんは、この期間をどのように過ごされたでしょうか。

緊急事態宣言も解除され「日常」に向けてまた進みだした感もありますが
「コロナで世の中が大きく変わった」という人
「第2波どころか第1波も来てないんだけど」という人
受け止め方は、さまざまだと思います。



ふと思い出した光景があります。

時代はさかのぼり、私が大学生だったころ。
「ケータイ」が「携帯する」という一般名詞から羽ばたいて
持ち運び可能な無線電話を指す用語になり、
レトロニムとして「固定電話」という言葉が生まれてきた頃。

いまの若い世代の人たちには信じられない話かもしれませんが、
サークルのミーティングや飲み会の最中に
ケータイを取り出して触ったりしようもんなら
「いませっかくみんなで集まっているのに、
 なんでケータイとかいじってんの? 電源切れよ。失礼だろ」
って先輩たちに怒られたもんです。

そこには、目の前にある「リアルな人との繋がり」のほうが
「ネット(この時はまだ電話網)で展開される人との繋がり」よりも
重要だという価値観があったように思います。

近頃の大学生だと、どうなんでしょうか?
「スマホに夢中になって心ここに在らず」な態度が看過できないというのは、
もしかしたら今も変わらず存在するかもしれません
(存在しててほしいなぁ。オジサンの希望込み)
でも、さすがに「持ち込むな」とか「電源を切れ」は聞きませんよね(笑)

あれからケータイとインターネットが繋がり、
良くも悪くもネットという空間がスマホとともに社会に浸透していったことは
改めて語るまでもありません。
うちでも2歳児の次男坊が、お兄ちゃんのタブレットを横取りして
スワイプするような時代です。
そんな環境が当たり前の時代に育った人たちは、リアルとネット、
どちらの世界が「より重要か」なんて考えることもないのだろうなぁ、と思うのです。



さてさて、

コロナ禍は人の往来と密集を大きく制限しました。

医療や介護、物流・エネルギー関連、金融、警察・消防等を含む行政など、
止めることができない現場では大変な苦労を強いられています。

不要不急とされた飲食、旅行、レジャー等の産業は露骨に売り上げを絶たれました。

デスクワークが可能な業種ではリモートワークが一気に広まり、
「きちんと足を運んでご挨拶する」という当たり前の誠意が
「いやいや、いま来てもらったら逆に困ります」と真逆の対応になりました。
私もこの2ヶ月のあいだに画面上で「はじめまして」なんてことをたくさん経験しました。

中には、取り立てて何の変化も無く「遠い国の騒ぎ」と外野で推移を見守ることが
できた方もいたかもしれません。


職業や地域、年代などによって、さまざまな差が生じたコロナ禍です。
これから世の中がガラリと変わると捉えるか、
はたまた一過性の嵐でまた元の社会が戻ってくると捉えるのか、これも人それぞれ。
私は預言者でもないので結果がどうなるかなんて、はっきり言って分かりません。


ただ、私はなんとなく感じています。
今のこの世の中を覆う雰囲気は、あの大学生の頃に見た変化に似ているなあって。

ケータイやインターネットが世の中に出てきて、
先見の明がある人たちはどんどんITの世界に飛び込んで行って、
それが何なのか、何をもたらすのか、よく分からない一般人(自分を含む)は
危険なものを見る視点で、ちょっと遠巻きにしている
既存の価値観がフレームになって、その外側になかなか目が向けられない

そんな雰囲気。

コロナは収まるの? 収まらないの?
リモートワークがスタンダードになるの? ならないの?
外食や旅行やレジャーは、娯楽は、アートやスポーツは、どうなるの?
パンデミックってまた起きるの?

いろいろと不確定要素が多くてなんだか良く分からないけど、
少なくとも、これまでの常識がちゃぶ台返しされる瞬間に
また立ち会っているんだなぁという雰囲気をヒシヒシと感じるのです。



コロナ禍が医学的に収束したとしても、社会がもとに「戻る」ことは無いだろう。

グローバル化が後退するだけでなく、身の回りの社会の在り方そのものも
問い直す必要がありそうだ。

これまで「膨大な時間とエネルギーと費用を掛けた人々の大移動」が
いったい私たちに何をもたらしてくれていたのか。その検証は必須だろうなぁ。

もしかすると、いつかリモートワークがスタンダードになって
レトロニムとして「リアルミーティング」「リアル出社」「リアル飲み会」
なんていうワードが生まれる日が来るかも!

そのときは一周回ってまた「ネット」より「リアル」で会うことの価値が見直されて
外食やサービス・旅行業などが高級なマーケットになってるかも。

などなど・・・・・いろいろ妄想が暴走しはじめて、
まとまらないので、今日はここまで!!


あ、そうそう。
今日の投稿、これだけは伝えておかないと!!

有限会社せれくとは、6月以降も当面、感染防止対策を緩めることなく
事業継続していきます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございます(^^)


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2020年4月27日月曜日

本当に売っているもの



ふと思いましたが、今年の春は快晴つづきだなぁ、と。雨の日もゼロではないんですが、晴れた日の抜けるような青空が印象的。もしかしたら中国の経済活動が止まっている影響で偏西風がキレイになってんのかな。はたまた「こんなに天気いいのに、どこにも出掛けられないなんてもったいないなぁ」なんていう気分が一層そのように感じさせているのかもしれません。まあ、そんな気分すらも今は贅沢でワガママなものになっていると思います。

3密や不要不急のやり玉にあげられた業種のみなさん、とくに自分の古巣である飲食業のみなさんはどんな思いで日々を繋いでいるんだろう。考えても考えても起死回生の一手は出てきません。

フードをデリバリできる店はまだ打つ手があると思うのですが、お酒のみを提供しているバーの業態だと本当に難しいと思うんです。私が前職時代、仕事が終わって足を向けるのは決まってそういうバーでした。

そこでのひと時を終えて支払う対価は、いただいたお酒の代金だけじゃない、ってのは以前からずっと思っていました。マスターとのちょっとした会話。話術や聴く力、包容力と笑顔、いわゆるホスピタリティにお金を払っていたんです。もちろん空間や常連さんたちとの再会、なんかもエッセンスとして欠かせません。

物理的にお酒を届けるのは無理にしても、そこのお店が持つ「居心地の良さ」みたいな価値をなんとかネット上で展開できないものかなぁ。お店の内装や作られるカクテルや揃えた銘酒なんかは「ホスピタリティ」を表現するツールに過ぎない。マスターたちが本当に売っていたのは「居心地の良さ」だ、っていう確信があるから、ちょっと工夫すればネット上であってもそこにまたお客様が集まってくるはず、なんだけどなぁ。最近はそんなことばかり考えています。

だけど、私の脳は「1を10に膨らますのは得意」だけど「0から1を生み出すのは苦手」な構造なんだそうです。アイデアが湯水のごとく湧いてくる人、募集します(笑)


こちらの写真は、ご近所さんの玄関先にある見事な藤の花。
散歩しているといい香りが迎えてくれるんです。

いま最前線で闘ってらっしゃる医療従事者のみなさんに捧げます。

では、また。

・「立入禁止の内部」に迫るオンライントークショー
 「関係者以外立入禁止!の向こう側」第4回は5/6(水) 18:00~ ライブ配信!!

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2020年4月21日火曜日

オジサンの違和感

居酒屋さん時代は学生アルバイトさんに大変お世話になりました。
なので卒業・入学シーズンにはどうしてもスタッフの入れ替わりはつきもの。
そんなときは求人サイト等々にお世話になるわけですが、
そのときに割とよく目にした「アホやん!」って思った広告コピー

求人募集

「求人」と言ってる段階で人を募っているわけで
このままでは「人集めを募集」っておかしなことになる

なので、めいっぱいこじつけたとして、タ〇ンワークとかイン〇ィードなどの
求人誌の営業マンが広告を集めて回る時に言うのなら筋が通る。

張り紙するなら「求人」だけでOKだし
募集という言葉を使いたいなら「スタッフ募集」「従業員募集」などと書くべき。

(まあ、そんな細かいところに目くじらたてなさんな)

と聞こえてきそうですが、オジサンはその辺が気になる生き物なのです(笑)




さてさて、最近また違和感を覚えてしかたがないフレーズが出回っております。

自粛要請

自粛~[名](スル)自分から進んで、行いや態度を慎むこと
要請~[名](スル)必要だとして、強く願い求めること

自粛って「人から言われる前に自己判断で選択」するもの。
人に強要されたり依頼されたりしたものは自粛と言えないはずです。



このフレーズに違和感を覚えるのはオジサンだから、というより、
せれくとで鍛えられた今の自分だから。
自分で意思決定をすることに向き合って、
その難しさ・しんどさと戦う日々を過ごしているから(進行形)

これまでは自分ではない何者かにしたがった意思決定が多かった私。
分かりやすいところでは、進学するとき。
「高校まではみんな行くから」
「みんな普通科行くから」
「自分の学力なら、そっちの道が一般的だから」
「親や先生もそういう期待をしているっぽいから」
本当はもっといろんな選択肢があるはずなのに
環境の影響をモロに受けて勝手に自分を枠にはめ込んでいた。

そんな根っこを持った自分が「あなたはどうしたいの?」を突き付けられた。
わがまま、でもない。自分の意思。それが主体性。
その「主体性」には自分で決めたという「責任」が必ず伴う。

あ~、なるほど。
いままでの私は「責任」を負いたくなくて逃げてたんだ・・・
「人に決められた」から仕方ないじゃん、っていう言い訳を保険に掛けてたんだ。

せれくとで鍛えられてようやく

主体的に生きる=責任を負う=自分で意思決定する

ということが私の中で繋がったわけです。



「自粛要請」という言葉の違和感は、

要請を受けて「自粛」という行動を選択する側
自ら選択した結果として自粛を「要請」する側

どちらにも責任が含まれていないところにあるんだろうなあ~


以上です

・オンライントークショー「関係者以外立入禁止!の向こう側
      4/22(Wed) 18:00~ ライブ配信!!

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2020年4月16日木曜日

人に伝えるということ

私はおしゃべりするのが好きです。
あれこれ脱線したり迷走したり、他愛もない雑談がとくに。

せれくとに出逢って「想いを伝えるしゃべり」の難しさを知りました。

それまでの私はただ好き勝手に音声を発していただけなんだな~、と。
いや、それが悪いことだとは思いませんよ。
議論っぽくワイワイやって、みんながちょっとずつ発散する場になるって楽しいし
遠慮なくずらりと並べられたいろんな考えに接するだけでも大きな学びになります。

価値観経営メソッドの仕事は、みなさまの未来に向けてのお手伝い。
そこには私たちの志が伴っていないといけないなーということを良く話し合います。

その志、すなわち自分たちが届けたい「想い」や「大切にしていること」を
伝えるのが本当に難しい。

伝えるときは『理論』と『情熱』が必要だ

とは木元の言葉です。

振返ってみると私がなにかを熱く語り始めたときは、たいてい理論だけに偏ってました。
それって正論(しかも本人にとっての正論)振りかざしてるだけ、みたいになっちゃうんですよね。
自分自身の熱い想い「なぜ、そこに心震えたのか」みたいなこととセットで話すってとても大切なんだなあと学ばせていただいてます。

もちろん情熱ばかりが前面に出て、説得材料に欠けるのもダメですよね。
それこそ「騙されないようにしなきゃ」って聞く人が構えてしまいそうです。

なにごとも一辺倒ではなく両輪で。
白か黒かではなく中庸で。

届く声って、意識しててもなかなか難しい。
難しいからトライのしがいがあります。がんばるぞ(^^)v



コロナ禍で大変な情勢です。
語る人が空虚に見えがちな気がするのは私だけかな~

まだ道のりは長そうですが、
みんながちょっとずつ余力を差し出しあいながら、
支え合っていけるといいですね。


今日はこのへんで・・・♪



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2020年4月14日火曜日

47年



4月から「せれくと」はリモートワークです。
自宅だと子どもが絡んでくるので毎朝実家にクルマ通勤しています。
オンラインツールで繋がっての朝礼にも慣れてきました。

さてさて、私事ですが昨日またひとつ歳を重ねましたので、
それにちなみまして私が子どもの頃と今を比べて
世の中がどれほど変化したのかをちょっと見てみたいと思います。
※着目しているところが「道具」に偏っているのはご愛敬・・・(^^;;

<音楽>
レコードからカセットテープに録音してた > 配信サービス

<テレビ>
ブラウン管4:3(CHはガチャガチャ。のちにリモコン)>液晶16:9横長  

<動画>
テレビをVHSに録画 > 録画はHDD。Youtube等のストリーミングも普及

<テレビゲーム>
初代ファミコンは10歳のとき > もはや、ついていけません

<写真>
フィルムカメラ > 写ルンです > プリクラ > ガラケー > スマホ

<休日>
高校卒業まで土曜日は半ドン(死語) > 週休二日が当たり前。祝日も増えた

<PCの記録媒体>
5"フロッピー > HDD や SSD。受渡しはUSBもしくはインターネット経由

<電話>
ダイヤル式 > プッシュ式 > コードレス > 留守電機能 > 携帯

<インターネット>
そもそも、そんなもんは無かった > 無い世界が考えられない

あと大分県に限っての話なら
・高速道路ができた
・コンビニができた
・民放が2局から3局に増えた、などもあります(笑)


いろいろな変化があったなかで、
社会にいちばんインパクトを与えたのは、


携帯電話(無線電話網というインフラの整備)


だと思っています。

「え? インターネットやないん?」

という声が聞こえてきそうですねー。
いや、おっしゃるとおり。
インターネットが世の中を大きく変えたのは間違いありません。
ただ普及という点では「携帯電話抜きでは語れない」と思うんです。

私自身は割と早くインターネットというものに接続した人間だと認識しています。
当時「インターネットが世の中を変える」と騒がれてもいましたが、
あくまでそれはパソコンが身近にある一部の人たちの文化でした。
今でこそ、老若男女が触れる日常的なガジェットとなったパソコンですが、
あの頃は理系の学生かオタクの持ち物だというイメージが強かったのです
(そもそも日常使いするガジェットとしては高価だった)

というわけで、私が思うに、やはりインターネットが爆発的に広がるには、
ケータイと繋がることが重要でした。
パソコンは使えなくてもケータイを持っている人はたくさんいた。
そこでメールやら写メやら買い物やらを楽しんで、とどめはスマホです。

インターネットがパソコンだけを繋ぐものじゃなくなったこと、
それが「ひとり1台ポケットに持っている携帯電話」だったこと。
インターネットは携帯電話さまのおかげで今の存在感を放っているのです(笑)


で、最終的に何が言いたいかっていうと・・・
その携帯電話を実用化できた最大の要素は、というと

電池(リチウムイオン・バッテリー)


なんです。
機械そのものの小型化なんかはどんどん進んでいた。
モバイル端末の実用化でなにが困ったかって駆動させるための電源だったんですよね。
(ちょうど今、電気自動車がブレイクスルーしようとしている状況と似ています)

高校生の時、物理の先生が「これからの時代かならず電池が重要になってくる」
と言うのを聞いて

「は? 電池? 反重力とか核融合とか水素エンジンとかじゃなくて?」

などと思っちゃったな~~。
あの言葉を信じて電池の研究開発への道を志していれば今頃は・・・。


などと妄想を膨らませて遊んでみた47歳の誕生日でした(^^)


ぜんぜん、せれくとと関係ない話~

以上です♪

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2020年3月30日月曜日

せれくとの新入社員研修&入社式

壮絶

そういう感覚だった。




3月最終週の木・金・土曜日の三日間、せれくとの新入社員研修と入社式が行われた。

それを経験して吉良は

「この先『せれくと』で働いていけるのかな?」と刹那、

気持ちの針が自分の許容限度まで振り切った。





人間社会は、役割を分担し各自が持てる能力(得意なこと)を発揮し貢献して助け合う、という形で組織化をはかってきた。弱小生物だった人間が、マンモスを倒したりクジラを獲ったりができるようになるまでには必須な歴史であり、働くことの源泉だと私は思っている。

やがて組織はどんどん大きく複雑化していき、意思疎通が困難な「隣りの社会」に触れると今度は人間同士でも争うようになっていった。収奪したりされたりの関係は形こそ変遷しているものの今日まで続く。自らの組織が脅かされたとき、しばしば非情な行為が行われる。

たとえば「口減らし」なども、たった100年ほど前の日本でも普通に行われていた。「おしん」ではわずか7歳の女の子が奉公に出された。それでも逞しく生き抜いた。それ自体は尊いことであるが、そうしないと家族が成り立たなかったという現実がある。親の立場からみればこれほど残酷な選択はない。

その「残酷な選択」をしないで済むためにどうしたらいいのか。


私たちは何を目指して生きていくべきか。


そこに人間が積み上げてきた知恵がある。


人間社会が直面する課題は相変わらず山積みである。平和、食料、貧困、教育、ジェンダー、エネルギー、気候・・・、そして、これを書いている現在はCOVID-19との闘い。
その終わりのない闘いは進化の証でもある。

そしてその進化の過程に流れる原則は、ずっと「どうしたら みんなで幸せになっていけるか」であったはずだ。




どうしたらみんなが食っていけるのか

どうしたら隣の社会と争わずにやっていけるのか

どうしたらみんなが納得する制度になるのか

どうしたら受け継がれ文化になっていくのか

どうしたら誰ひとり見捨てずに未来に連れて行けるのか




木元さんは会社をよく宗教に例える。
私は「言いたいことは分かっている」つもりだが、
あえてそこを逆説的に使わせていただく。


せれくとは宗教ではない。
「せれくとの教祖や経典」を盲目的に信じろとは言っていない。
なにかひとつの世界観に洗脳しようともしていない。
そんな唯一無二のものがそもそも存在しない。


むしろ、金銭的優位、地位や名声、世の中が採用している「常識」など、
耳障りの良いものに漫然と流されるのではなく

「自分の責任において自分の軸による意思決定すること」

の大切さをとても丁寧に伝えてくれる。



だから「自分がどう生きていくのか」が問われる。

問われ見つめなおし開示した「いまの自分」に対して「学び、気付き、変化していくことが大切だよ」と仲間が背中を押してくれる。



そして、どう生きていくのかを決める「いまの自分」は進化・変遷して当然である。

なので、せれくとで働くということは「期限付きの約束をすること」だと思っている。

約束が更新できないときは、せれくとを去り次のステージに進むのだ。





まもなく4月を迎える。

高校を卒業したての「あの頃の吉良」はただただ流されて生きていた。
新しく住む街、新しく出逢った仲間たちという「与えられた環境」のもと、
さまざまな経験をし、新たな世界観を獲得していく。

社会に出て自営業として歩みはじめたとき、ようやく自分と向き合い始め、
家族を持ち、独りよがりでは生きられなくなって、
初めて「使命=命の使い方」みたいなことを考えはじめた。

高校卒業から数えて28年。膨大な時間をかけて、ようやくこの視座に立っている。






新入社員の二人は、それをたったの三日間で獲得しようと挑んだのだ。


眩暈がして当然だ。


その視座を獲得したか否かは大した問題じゃない。
挑んだこと自体、その視座の存在を知ったこと自体に意義がある。



時代の流れに身を委ね翻弄されるのか、自分の意思で自らの未来を創造するのか。

その覚悟を迫られる三日間だった。




新入社員研修の準備を進めていた一ヶ月ほど前、但馬さんが私に聞いてきた。
但馬さんも自分と同じく中年を過ぎてからせれくとに参画した中途採用組である。

「新しく入ってくる若い子たちは一気に追い越していきますよ。
 きらっち、それでも大丈夫ですか?」

その言葉の意味を、この新入社員研修と入社式であらためて自分の中で解釈しなおした。



ぜんぜん大丈夫じゃない。

若い2人が今たったスタートラインに、私も「今」立っている。

28年のギャップは取り返せない。




心が震える。

「今まで自分は何をやってきたのか」

その想いは強烈に自分を揺さぶる。



負けそうになる。逃げたくなる。



そんなとき、せれくとの仲間は「過去は最善なんだよ」って言ってくれる。

踏ん張れる。

ひとりでは不安でも、寄り添ってくれる仲間がいるから安心を得られる。

前に進むことができる。




だから、涙が溢れたのだろう。



「感動したー」なんて陳腐な言葉では到底語りつくせない、


壮絶な経験を


またひとつ「せれくと」という仲間からプレゼントされた。




今日からまた「期限付きの約束」がはじまる





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2020年3月21日土曜日

なにを売っているの?

ちょうど二日連続で質問されたので今回はこれをネタに書いてみますっ(^^)

「せれくとさんって、なにを売ってるの?」


いまのような「せれくと」が生まれたのは、代表の木元がリカルド・セムラー著「奇跡の経営」に感銘を受けて『こんな会社を作りたかったんだ!』って社員に向けて宣言して(怪訝に感じたほとんどの社員さんに逃げられて、紆余曲折を経て)今に至る組織改革をスタートさせたことがきっかけです。

現在、有限会社せれくとには部門(業務チーム)が2つあります。


ひとつは通称「ネットチーム」

自社ブランド「カーピカネット」で洗車用洗剤やコーティング剤などを開発・製造・販売している部門です。主力はネット通販ですが実は店頭販売も行っているんですよ。
つまり「ネットチーム」では明確に手に取っていただけるカタチある商品を想いを込めてお届けしているわけです。

[PR] 今月から新商品「ドロップ」も販売開始となり、ご好評いただいております♪





で、もうひとつが通称「価値観チーム」

自社開発(というより自分たちで実践してきたことを体系化)した『価値観経営メソッド』を基礎にして、クライアント様の目指す未来を実現するお手伝いをしている部門です。

『価値観経営メソッド』には売上がアップして管理コストが削減されて働くみんながハッピーになるための考え方や実現までのステップがぎっしり詰まっています!

でも、実はこれ、誰にでも何にでも効く万能薬みたいなものとは異なります。固定されたカリキュラムもプログラムもありません。あるのは概念。クライアント様に届ける研修内容や方法論は無数にあります。

つまりカタチがあるもの(こちらがメニューとして明示できるもの)をコンテンツとして希望小売価格を定めて売っている、のではないんですね~
これこそが『価値観経営メソッド』および「価値観チーム」の伝わりにくさ、うさんくささ、なんだろうなと吉良は思うわけです(^^;;;
そして、それを7ヶ月たってもうまく伝えられない自分がもどかしい~~~っ!!


「価値観チームは、なにを売っているの?」
入社したての私もよく迷子になっていたので、よく社長や先輩たちに
「自社の取り組みの成功体験を売っているんですよね?」
って確認していました。

当時は「有限会社せれくと」っていうカーケア用品を製造販売している会社が自主自律型の組織運営に取り組み、その成果が価値観経営メソッドとして結実したものを商品として他社さんに提供している、って認識したわけです
※長たらしくややこしくてスミマセン。言いたいこと伝わってます?


でも、そのたびに「う~~~~ん、ちょっと違う」と否定されました。

成功体験として何かカタチができあがって、それが提案したいコンテンツになっているわけでもない。自分たちもまだまだ発展途上。商品が先行するのではなくて、クライアントさんと考え方の部分で意気投合してから持てるリソースを惜しみなく投入して一緒に未来を目指す。

みたいなカンジなんです、たぶん(笑)



ところで「価値観チーム」のことを便宜上「企業コンサルタント」とカテゴライズすることがありますが、答えを導く指南役というよりは共に悩む仲間みたいな立ち位置を取ることが多いので、やはりコンサルタントと名乗るのは微妙に違和感を感じてしまいます。

「せれくとは先生じゃないからね~」はいつもみんなで確認しあっています

企業(組織)さんごとに目指す未来像や思想は違って当たり前だし、であるならば「価値観経営メソッド」なんてものには乗らないぜ、っていう企業さんもいて当然です。

そんな中で一緒にお仕事をさせていただく企業さんと出会わせていただけるのは、本当にありがたいことですし、せれくともまた新しいステージに引き上げていただいてるのだと思っています。

****************************************************************
「メンバー全員が主体的に意思決定し合意形成をし、支え合いながら責任を担うチーム」
を作っていく経験をもっているよ。なんなら今でも継続してトライしてるよ。
****************************************************************


っていうのが、せれくとの強みであり「価値観チーム」の「売りモノ」だと思います。

かなり強引に着地させた感は否めません・・・ふぅ(苦笑)




ちなみに木元は「ネットチーム」と「価値観チーム」両方に向けてよく言います。


お客様はモノを買うんじゃない。私たちの覚悟を買ってくださっているんだよ




この台詞、いま書いてて思い出しました。
ん~~、今日のブログが振り出しに戻ってしまうや~~ん(^^;;;

以上です♪

・オンライン座談会「関係者以外立入禁止!の向こう側

        3/25(Wed) 18:00 ON AIR !


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2020年3月16日月曜日

「会社」なんて無い!

せれくとでは「会社が・・・」というセリフは禁句です。
会社が何かをしてくれる、という発想は徹底排除です(^^;;;

・会社が給料をくれる
・会社が仕事をくれる
・会社がやり方を教えてくれる
・会社が成長させてくれる
・会社が決めてくれる
・会社が指示してくれる
・会社が査定してくれる
・会社が責任をとってくれる
・会社が居場所をくれる
・会社が守ってくれる

これらはぜ~んぶNG。

「会社」っていう生き物がいて何かを意思決定したり行動したりしてくれるん?

それは「私」がすることでしょ。
自分たちのチームは「私」の集合体。だから「会社」なんて無い!

そういう考え方です。



なので、せれくとでは

「私自身、どうしたいのか」

メンバー全員がそれぞれに自分自身に問いをたてています。

本当にいまその仕事をしたいのか?
そこに今トライして学びたいのか?
その言動は、自分が目指していることに近づくモノか否か?
自分らしさがお客様への貢献に向かうモノになっているか?

プラスのエネルギーについても
マイナスのエネルギーについても
自分のなかに湧き上がってきたものには真摯に向き合う。
自分に嘘をつかない。

自分に嘘をつくと、周りのメンバーは「ホントのこと」を言ってると信じているので、
その嘘を応援してしまうし、その嘘に対して頑張れる環境を作ってくれる。
だから逃げられなくなって、どんどん苦しくなる。

フツー、そういう時って申し訳なくなって、
もう絶対に「実はイヤだったんです」なんて言えなくなるし、
自分自身も恰好がつかなくなって、逃げちゃったりすると思うんですよね。

でも、せれくとはどこまでも寄り添うことに真剣!!
どういうふうに応援してくれるかは、その時、その場面に応じて変化するけど、
とにかくまずはメンバー全員が本音を受け止めてくれる。

「やってみたけど、うまくいかない」
「目指す未来像はあるけど、やりかたが分からない」
「苦手な領域だから、やりたくない」

なんでも本音で言う。

そうしたら、周りがその「あなたの本音」をどうやったら実現できるかを一緒に考えてくれる、寄り添ってくれる。

あ、だからこそ、しょうもない本音には付き合ってくれません(^^;;;
当たり前だけど「どこまでもラクしてサボったらいいやん♪」って言ってるんじゃない。

あなたが目指す素敵な未来、キラキラした生き方を実現するには、どうしたらいいのかをいっしょに考えてくれるんです。あくまで「いっしょに」。答えを一方的に教えてくれたりは、ありません。


みなさん、ここまで読んでどう思います?


私は「みんなが信じてくれている」ことを最初は信じることができませんでした。

「きらっち『素』を出してる? まだまだ隠してるように見えるけど・・・」って何度も言われました。

心が震えて「泣きそうになった・・・」ってつぶやいたら「泣いたら良かったのにー」て言われたこともあります。



だんだん接する時間が積みあがっていくうちに、ふと気付きました。
言動に対しては軌道修正を促されたり、はっきりと「ダメだし」されたりもします。
そんな「ダメだし」をくらった時はやっぱりへこむし、傷つくこともありました。

でも、それはあくまで言動に対して。「私」への人格攻撃は絶対にしない。

元からいるメンバーは新しいメンバーを受け入れるとき、その人格と向き合う覚悟をしているんですね。

分かってしまえば「なんていい仲間たちなんだろう!」って思えるんだけど、やっぱり分かりにくい思想を持ったチームなんで、最初は一歩引いて接してしまう。

吉良は

「な~んか、うさんくさいな~」から始まって

「ホントかな? 信じていいのかな?」
「あれ、信じていいかも?」
「すごい! こんなにも信じてくれてたんだ。私も信じていこう!」

って、なりました。

フツーの「会社」なら、まずその「会社」に所属することから始めれば良いのである意味分かりやすい、と思います。


でも、せれくとには「所属する先」がない。

せれくとで自分の居場所を作るってことは
「仲間は自分を信じてくれているんだ」ってことを
自分が受け止めることから始まる、って言えるかもしれません。


あ~~、長いだけ長くて、ちょっと焦点が定まらない文章になってしまいましたが、本日はここまで。


お読みいただきありがとうございました(^^)
以上です~♪

 ☆☆☆☆☆☆☆☆
 3月20日、弊社代表・木元が学生さんに向けてメッセージを届けます。
 詳しくはコチラ
 ☆☆☆☆☆☆☆☆

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2020年3月6日金曜日

どのくらい本気?どのくらい真面目?

せれくとメンバーを見ていると、みんな本気で真面目だなーと感心します。

というわけで今日は、
吉良は前の仕事でどれくらい本気だっただろう? を振り返ってみます。
ま、分かりやすく言うと「手抜き、妥協」がなかったか? です。


まずは思いつく微妙な現象を羅列してみます。

・自分が現時点で出せるクオリティに自信がないけど
 商品ニーズがあるとき(お客様が「美味しい」と喜ぶとき)は、
 価格を下げるなどして、自分を納得させていた
 【そもそもの技術力アップに力を注げていない】

・混雑してどんなにお待たせしても「きちんと作る」ことはこだわった。
 オペレーションの遅い店であるという自覚があったので、
 待たせたときこそ「きちんと作る」ことは常に意識していたし、
 スタッフにも声掛けしていた。
 【スピードアップの努力はしていない】

・自分がスタッフに伝えたいと思った時には、
 お客様視点そっちのけで大きい声を出していた(晩年は減ったけど)
 【自分のやりたいこと優先で、環境に対する影響に目がいっていない】

・お客様がとことん語りたいときは閉店時間を超過してでも付き合った
 【よかれと思っての取り組みだが、仕事としてのケジメが不足】

こうやってみると、どこか言い訳をしつつ妥協してる姿が浮かび上がりますね。

はぁ~。

自分は十分に怠惰でズルくてヌルイ人間です。
品行方正で完璧な生き方なんて、できてません。認めます。



さて、せれくと。

せれくとだって、きっと最初からこんなチームだったわけじゃない。
「わけわかんない」と思ったメンバーは離脱していったし、
これからも離脱していくでしょう。
離脱していった人たちが不正解で「せれくと」が正解、ってこともない。
木元も「紆余曲折あって今を作り上げたしこれからも作り続ける」と公言しています。
みんなで試行錯誤しながら、いまが現在地なんです。

自分たちが目指した「究極の一点」を自分たちの旗として掲げただけ。
その旗が不正解だと思う人たちが世の中にいることも当たり前なんです。

ただ、ここは「せれくと」。
究極の一点の旗のもとに集まったメンバー全員の合意形成の上になりたつチームです。
そこにはビックリするくらい妥協がありません。本気で真面目なんです。

あとから加わった吉良と、せれくととあいだに乖離があるなら、
時間がかかっても私が追い付かなければならない。
もちろん私がもらたす新風も多少はあるでしょうが、
先行するメンバーが手間暇かけて作り上げた世界観がベースです。
そこに本気で真面目に、向かい合う。

怠惰でズルくてヌルイ人間にはなかなかのストレッチです。
でも(今のところ)みんなが温かく見守ってくれています。
ありがとうございます(^^)

「本気」を問われるとき、そこにはやはり自分の軸が関わってくるんだと思います。

「自分がぶらせたくない軸」とはなにか。
ここを譲ってしまったら自分が自分として顔をあげて生きていくのが
難しくなる、という「根幹=軸」はなにか。
それを問い続ける「覚悟」がはあるか。

うん。せれくとが日々突き付けてくるのは「覚悟」かもしれません。
なかなかハードなチームだわー


以上です♪

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2020年3月5日木曜日

やらされ感

(会社近くの「原川」の河川敷はいま菜の花が満開♪)

せれくとではよく
『「やらされ感」ではなく主体的に意思決定していこうね』
というような言葉が聞かれます。

私は良くも悪くも「俺様ルール」で生きてきたので「やらされ感」は
あんまり感じたことがありません。よく分かんない。
なので、今日はこれを考察してみます。

さて「やらされ感」っていったい何なんでしょ?
・私の仕事じゃないし
・私のやり方と違うし
・私が決めたわけじゃないし
・私が謝罪しても無駄だし
・私の成果にならないし
・私のお客さんじゃないし
・私じゃなくても構わないし
などなど、現象のすべてが私以外の誰かのモノになっている状態。

自分で己のケツ拭く覚悟が無いヤツの台詞ですね
※表現がお下品になったことを陳謝いたします<(_ _)>(笑)


でもこれ、本人の資質の問題もありますが、環境の影響も大きいと思うんです。
・役職(配属)が原因でスキルを生かす機会を奪われる
・前例を盾に創意工夫を否定される
・現場から遠く離れた人たちに決定権がある
・意見を言う機会をもらえない
・肩書に分不相応だ、と相手にしてもらえない
・成果は上司や会社のもの
などが続くと「どうせ頑張ってもね・・・」という無関心に陥ってしまいます。
さらに自分の理想とする「私」からかけ離れた状態を受け入れがたくなり、
その自己防衛として「他責」が発生する、そういう流れなんだと思うんです。
本人がどれだけ誠実に取り組んでも難しいことってありますよね。
だから「自分は悪くない。悪いのは環境なのだ」と。

だったら環境を整えなおしてあげたら良いのでは?

ひとりひとりが「やりたいこと」や「できること」ばかりをやっていても
チームとしては仕事にならない。かならず「やらないといけないこと」が発生する。
その「やらないといけないこと」をどう主体的に所有感をもって
取り組むか、取り組ませるか、というところ。

その「やらないといけないこと」の先になにがあるのか、を
意識できる環境にすることかな~


なんか抽象的な結論になってしまいましたが、

要はこっから先は
「せれくと・価値観経営メソッドにお任せください」
ということで、逃げとこ♪



以上です♪
お読みいただきありがとうございます

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2020年3月4日水曜日

ガイドライン

コロナ拡大防止の影響が広がっていますね。
「せれくと」でも社外でのイベントにおけるガイドラインを策定いたしました。

私、普段は鼻がかゆくなるのが嫌でマスクを使わないんですが
先週からずっと(かゆみに耐えながら)マスクしてます(^^;;;
※幸いなことに普段あんまり使わないからこそマスクは自宅に備蓄たっぷり♪

学校が予定を繰り上げて3学期を修了したり、
さまざまなイベントが中止になったり、
出社を制限してリモートワークに切り替える会社が増えたりしてます。
私の古巣である飲食業界もたいへんな影響を受けているだろうと推察します。

その一方で介護施設のように通常業務を制限しづらい現場もあります。
職員さんたちの検温を徹底し、こまめに体調をチェックしながら業務に
あたっている、とも聞きました。本当に頭が下がります。


ちょっと厚労省のHPから持ってきたデータを紹介。
*******
今回のコロナでの国内死者数 6名(3/3現在。クルーズ船のぞく)
インフルエンザの国内死者数は毎年 1000~2000名で推移。
*******

臨時休校の「要請」から一気に拡大した自粛ムード。
こんなときだからこそ「情報を丁寧に集めて冷静に解釈したいな」と
自分に言い聞かせています。
そして「手の届く範囲の価値貢献」にエネルギーを注いでいきたいと思います。

みなさま、ご自愛専一に。

以上です。
お読みいただきありがとうございます(^^)



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2020年3月3日火曜日

一次感情を制御せよ



類人猿診断でオランウータンに認定されてから
ますます意識するようになった自分の特性のひとつに
「感情を表に出さない」というのがあります。

「そんなこともないよぉ」って思っていましたが
よくよく自己観察してみると
私は好き嫌いもあまりハッキリ言わないし、
対人関係は特段積極的でも消極的でもなくて、
なんとなくその場に合わせることを優先している気がします。

だから、感情を言葉や表情でハッキリ表現できる人が羨ましく感じます。
「嬉しい!」とか「楽しい!」「かわいい!」「美味しい!」などを
瞬発的に声にできる人がまぶしい!!
余談ですが、私は昔からそういう感情表現豊かな女性に惹かれます(^^)


さて、せれくとに入社したばかりの頃、そんな私ですら
「ここの人たちは、あんまり感情を表に出さないなぁ~」
と感じていました。
「おとなしい」っていうか「何考えているのか分かりにくい」っていうか・・・。


かつての私がいた環境は、まあまあ本気の怒鳴り声が飛び交う厨房だったり、
愚痴・悪口・冷やかし・ナンパ・下ネタ・オヤジ政治評論・本気のような冗談などが
フツーに行き交うホールだったり、と「割りと風紀が乱れた世界」でした。

なので、せれくとの静けさは「ちょっと物足りないなぁ」って思ったし、
「ここではキチンと振舞わねば!」とさらに身が引き締まる思いもしました。



これ、今思えばなんですけど、せれくとメンバーの皆さんが
感情と反応の間にちゃんと「言動の選択」を挟んでいたってことなんですね。
いまでも「一次感情を剥き出し」っていう人はいないなぁって思っています。
議論が白熱したときに声が大きくなったり涙を流したりはあるけども、
基本的にはみんな常に「オトナ」の態度。冷静沈着。
さすが「7つの習慣」でしっかり鍛えられています。

著者:コヴィー博士の言葉を書籍でインプットすることも大きな学びだけど、
私にとっては「せれくと」の環境そのものがいいお手本なんです。




人は状況や条件など自分を取り巻く環境についつい流されてしまいがち。
そのときに発生する「一次感情」は脳の構造上やむを得ないもの。

だけどその「一次感情」を受けとめたうえで、
・感情に任せた言動を取るのか
・自分の価値観に基づく「オトナの対応」を取るのか
を選択できる、ってことを知っておくとぜんぜん世界が変わるし、
常に「オトナの対応」を取ることを習慣化できれば自分の人格が大きく成長する。

「どう振る舞うか」を自ら選択できること。
そこに「責任」が生まれるし、だからこその「主体性」。
それらが自分を取り巻く人たちにとっての良い環境となり、認められる人格となる。

あらためて学び直しています。




感情表現が分かりやすい人にばかり目が行きがちだった私です。

これからは(私にとって)感情表現が分かりにくい人にも
「そのときの感情」を「どういう選択」で「どう扱った」のか、
受容と承認の精神でしっかり傾聴していきたいと思います。

そして、ノリと勢いだけのコミュニケーションではなく、
丁寧な寄り添いで自分の優しさを発揮していきます(^^)



以上です。
お読みいただきありがとうございます


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2020年3月2日月曜日

欠乏マインドと豊かさマインド

私が飲食業界に足を踏み入れて最初の頃(当時の時代背景もあるでしょうが)、近所で新規出店する際に「お前んとこの客奪ってぶっ潰してやる」と息巻いている人もよくいたもんです。市場競争原理と言えばそれまでですが、どうも私はそういうケンカ腰の考え方が苦手でした。だいたいそういう「威勢のいい店」は数年で潰れていってましたし。自慢じゃないけど、ほのぼのと営業していた私は19年(^^)v

今でも強烈に覚えているエピソードをもうひとつ。
当時「飲み放題・食べ放題」を始めたばかりの近所の店長さんと喋ったときのこと。
「どんなメニューなら短時間で腹いっぱいになって飲み食いできなくなるか。そのために試行錯誤してるよ」って自慢気に語るわけです。自慢げに!!
その店長さん、私よりよっぽど腕が立つ人なのに、そんな気持ちで料理を考えているのかと思ったら悲しくなりました。自分ができることを精一杯提供して喜んでもらおう、という気持ちを微塵も感じなかった。見えたのはただ「どう搾取してやろうか」というイヤ~な感情。その後このお店も長くは続きませんでした。

たぶん、こういうのを「欠乏マインド」っていうんだと思います。

「欠乏マインド」に陥る根本理由は「リソースは有限だ」という決めつけです。その結果奪い合いになるし「人の足を引っ張る」ことを考える人も現れる。本当に「リソースが有限」なら人の取り分を減らすことも自分にとっては効果的だからです。
でもコレ「自分が所属している組織(や環境)」を退化させていくってことですよね。
短期的に自分が「勝ち組」になっても、その組織や環境がダメになったら元も子もない。

やっぱり「持ちつ持たれつ」だと思うんです。
先の例でいうなら、店同士も、店とお客様も「持ちつ持たれつ」。
他店も含めて繁盛する店が増えれば街が賑わう。回遊する人が増えれば結果自店の客足も伸びる。
本当に喜んでもらえる仕事を誠実にやっていたなら単価も上げられるし、飲食業界全体としても極端な価格破壊を起こさないで済むはずです。


せれくとに来て「豊かさマインド」っていう言葉と出会いました。

リソースは「誰かが用意してくれたそこにあるもの」だけが有限にある、のではなくて、互いに補い合うこと、自ら努力することで無限に生み出せるもの、っていう考え方。
誰かから奪って「勝った」とかいうんではなくて、ともに共通のゴールを見つけて一緒にそこを目指すっていう考え方。新たな価値の創造ができるんだよ、っていう考え方です。
なんだか心があったかくなりません?

ちょっとだけ視点を変えれば手に入る優しい気持ち。
その分、他者への価値貢献を実現させていく自分へはちょっとだけ厳しい気持ち。

勝ち負けを競いたいなら他社とではなく、昨日の自分と競争すればいい。
さすがに昨日の自分に勝つために、昨日の自分の足を引っ張るなんてことはタイムマシンでもない限りできませんから(^^;;

というわけで、いま「豊かさマインド」が私のイチオシワードです♪



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2020年2月27日木曜日

Fのおはなし

せれくとに入っていちばん苦労したのが「F」の考え方でした。

まず障壁になったのが「FってFixed Cost = 固定費でしょ?」っていう概念。

前職では確定申告のときに使う勘定科目ごとに経費を記帳して、
それらを変動費(V)と固定費(F)に分けて損益分岐点を出したりしていました。
「最低これだけ売り上げたら利益が出る」っていう考え方ですよね。
経費は必要に迫られて「かかるもの」。裏を返せば「なるべく削りたいもの」です。

せれくとでは先に得たい利益額を決めます。
そこに(F)をのっけて粗利>売上高と決めていき、
それに基づいて単価と個数を割り出す。
ここでの(F)は実現したい未来のために「戦略的にかけていくもの」。
よくある固定費のように削れば良いってものではない、というわけです。

※注意
「戦略的にかけていくもの=削らなくて良い=無駄遣いOK~♪」
 というわけではありません



エネルギーの持って行き方としては

・経費(F)の精査に目くじら立てて節約・削減にエネルギーを注ぐなんてもったいない。
・どんな価値を生み出すのにどのくらいお金(経費)が必要なのかはさっさと決めて、
 「生み出す価値」のために自分が行動することにエネルギーを割こうよ。

ってことかな。




気持ちの持ち方としては

(NG)
売上はこれくらいを見込んでいます。さらに経費(F)を抑えると利益が増える!
 ※新たに利益を生み出したわけではない。
  同じ粗利のなかで我慢や辛抱によって相対的に利益が増えた >> 欠乏マインド

(OK)
価値を増やして単価をあげよう! ファンを増やしてたくさん売ろう!
 ※自分たちが提供できる価値はどんどん増やせる
  そのためのイノベーションやクリエイションを推奨 >> 豊かさマインド

ってとこかな。


ネガティブ思考とポジティブ思考の違い、とか言ってしまうとチープな感じがしますが、
とにかく私の感覚では「経費(F)の考え方が真逆」なんです。ベクトルが違う。



欠乏マインドと豊かさマインドについてはもっと書きたいけど、
ぐちゃぐちゃになりそうなんで、今日はここまで。

読んでいただき、ありがとうございます(^^)
以上です♪

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2020年2月14日金曜日

20代の先輩たち

せれくとのメンバーは私を含めて現在、

20代前半:4名
30代:1名
40代:3名
50代:1名

の9名で構成されています。
46歳10か月の吉良はこの中で2番目に年配です。
7名は年下の先輩です。

で、とくに「スゴイなあ」って思うのが20代の先輩たち。
私とは親子でもおかしくないほどの年齢差があるのですが、
みなさん、本当にしっかりしてるんです。

「せれくと」という会社においての経験値や
「せれくと観」に対するリテラシーが先行するのは当然としても、
一般論的な社会人としての素養もかなわないなぁって思ってしまいます。
入社半年たった今でも、吉良がいろんなことを教わっています。

関心するのは、内省し自らを俯瞰し、自分と他者の距離感を敏感に感じ取り、
相手への敬意と自分の信念に基づいて、丁寧にひるまずに語ることができるところ。

そんなこと、20代前半だった頃の私には到底無理な話でした。
私はもっといいかげんだったなぁ~(^^;;;
なんでもかんでも自分流で構わないって思ってたし、
世間様やバイト先のエライ人には無駄にケンカ腰だった。
自分と人との距離感なんて、自分基準でテキトーにしか扱ってませんでした。

今20代の先輩たちが、20年後どんな人物になっているのかを想像すると
ワクワクを通り越して鳥肌立ってゾワゾワします。

20年後の自分を想像するのは別の意味でゾワゾワするんでやめときます(苦笑)



あ、とってつけたようになっちゃいましたが、
20代ではない他4名の先輩方も、み~んな素敵です(^^)

以上です♪

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2020年2月4日火曜日

自分らしく


居酒屋を個人事業で19年営んできた私。
もうね、はっきり言って「俺がルール」っていう生き方していました(^^;;;

誰かに忖度したり、本音を偽って建前で振舞ったりが大の苦手。
(自分にとっての)正論を振りかざすときは、
あとさき考えず、相手のこともお構いなしにぶった切っていたもんです。
まわりの友人は「おまえは組織で働くとか絶対ムリ!」って言ってたし、
自分でも「そうだろうなあ~~」って思っていました。
ある意味、個人事業だったからやってこれたのかもしれません。

伝わらないときは自分の伝え方とか考え方を顧みるより先に
相手が分からず屋なんだと決めつけていましたね。
いま思えば横暴意外の何物でもない(^^;;;
そういう意味では私はまだ「社会人になれていなかった」かもしれません。

どうあれ、そんな自分を「本音に正直でいいヤツ♪」って思っていました。
「なんでもかんでも感じたまま・思ったままの本音をすぐに表に出すこと」が
「自分らしい」ことって思っていました。


で、例によってせれくとでの「自分らしく」はぜんぜん違っていました。



私は

自分らしい = 環境からの影響に反応しそのまま素直に言葉や行動に表すこと

と思っていたんですね。
でも、せれくとでは

自分らしい = 主体的であること であり、
        主体的とは、自分の行動に責任を持ち環境のせいにしない

となるんです。

人は環境からの影響は必ず受けるし反応もします。
イラっとしたり、「もう無理」って思ったり。
これら一次感情は生物の性 -さが- (防衛本能に起因)なので無くすことはできない。

ならば一旦受け止めよう。
大切なのは、その一次感情をどう扱い、その後どう行動したか、どう言葉を発したか。
どのような結果を自分が望んでいるのかを、見失わないでいられたか。

コツは『一次感情』と『言葉や行動』のあいだに『自分の意思による選択』を挟むこと。
その選択が常に「自分が絶対に譲れない大切なもの」に基づいているか、どうか。


う~~~ん。

うまくできないイライラとか、自分に対する怒りとか、
与えられる理不尽に対する反骨心とかが原動力になっていた自分からすると、

『仏の境地』ってカンジ。


ガンジーじゃあるまいし。
マザーテレサじゃあるまいし。
せれくとじゃあるまいし。

って、いつかどこかで言われたりして・・・



せれくとって何から何まで理想的。
その追求していくチームにどこまでついて行けるかも自分次第。
やっぱりフツーじゃない(^^;;;


以上です♪

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2020年1月30日木曜日

仕事をくれないんです

自分が居酒屋をやっていたとき、カタチとして
ちゃんとしたマニュアルは備えてなかったけど、
新人さんに対するステップアップの
ひな形みたいなものは、なんとなく頭の中にありました。
たとえば、

1)まずは雰囲気になれてもらい、元気よく声が出せるようになる
2)簡単なドリンクが作れるようになってもらう
3)配膳の経験を積み、料理の名前と姿が一致するようになってもらう
4)注文が取れるようになる
5)レジが打てるようになる
6)常連さんの名前をひとりでも覚えていく

みたいな感じ。

そこまでいったら、
・お客様との雑談を自分流にどんどんやってファンになってもらう、とか
・簡単な料理から始めて、作れるメニューを増やす、とか
・電話に出て予約を受けたり、コース料理の提案ができたりする、とか
・お酒に関する知識を増やして、お客様の好みに沿った提案をする
などなど、自分の興味が沸いた分野にチャレンジしてもらっていました。



さて、せれくと。

しょっぱなから、仕事をくれません!


ええ~~。何していいか、わかんないっ!
せれくとの社員としてどう振舞ったらいいのか、わかんないっ!
どこまでやらかしていいのか基準が、わかんないっ!

で、少しでも先輩のお役に立ちたいと思って手を出すと、
「あ、きらっち、それはイイ。私の仕事だから」
「今ある仕事は今いるメンバーで成り立っているから、
 きらっちは何か新しいことやってくれたほうが、ありがたい」
って言われる始末。

う~~ん

おっしゃってる意味は分かりますよ。私も経営していたんで。
でも、まだ、わたくし「せれくと」をよく知らないんで情報ほしいっす。

・これはすでに取り組んでいる仕事
・こういう案件がある
・こういうお客様に関わらせていただいている
・こういう業者さんと取引がある

ぐらいの現在地を教えてもらわないと、新しいことがなんなのか、もよくわからんのよ。
と、もやもやしているとコロシモンクが登場。

「ACE(エース)に入っているから」

ACEはせれくとの業務を支える基幹システムなのですが、
「本当にコレで仕事がラクになってんのか?」って疑っちゃう難解ソフトウェア。
使いこなせるようになるまで、私は3ヶ月はかかっちゃいました。
どうかすると、未だに間違った使い方することも・・・。
(でもね、いちおうフォローしておきます。慣れたらACEは超便利♪です)

結果的にACEにはすべてのデータが蓄積されているから、
検索さえすれば知りたいことはほぼ分かる。
でもね、転職したてだと「自分が何を知らないのか、を知らない」わけ。
最終的に求められる「自分が何をやりたいのか」もなかなか難しい。
せれくとで料理作って売るっても、なんか違う気がするし・・・。

もっとやさしくしてよ~~~って最初の頃は泣きそうでした。泣かなかったけど。




せれくとっていう会社が

「その人」が人生観を仕事に持ち込んで自分らしく輝きながら働くことを
互いに支え合って目指しているチーム

ってことが腑に落ちるまでは、心理的安全ぜんぜん高くないって思ってました。



自主自律とか主体性って生易しくはない。

好きなレールを選びながら走ってた人生から、
突然レールそのものが寸断され、
宇宙のような上下左右もない空間に放り出された感じ。
空気も水も無い空間だから、もがいても進まない。
自ら強力なロケットエンジンで噴射しない限り、進めない。

その強力なロケットエンジンが、自分にとって何なのか。

そこが見つからないと、せれくとはけっこうしんどい会社。
見つかると快適なチーム。
仕事は自分のやりたいことから発生させるのだっ!!

以上です♪

マネジニア体験会~ゲームで学ぶ本気の会社経営@大分

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2020年1月24日金曜日

きらっちの目線

このブログに寄せて頂く反応がとても嬉しいです。
ありがとうございます。
もっと投稿頻度を高くしたいな〜と常々思っています。

たぶん「きちんと書かないと」とか
「ネタをちゃんと設定して」などと
考え過ぎてて遅くなるんだろうなあ。
下書きが溜まるいっぽうです。

なので、もうちょっと短く気軽に書いて、
未完成でもいいから
「いま吉良はこんなこと考えてんのね」を
残すことを優先していくことにします。






とはいえ書くときは「中途採用の目線」を忘れないように・・・。

いま大阪でいっしょに学ばせていただいているM社のMさんに
「きらっちのブログ、『うさんくさい』だったのに、
 もう『せれくと好き』が滲み出てるわ〜笑」
とご指摘をいただきました。自分でも気がついていなかったな〜。
Mさん、ありがとうございます♪

入社当時、書きまくっていたノートをもう一度読み返してみるとしますか。

以上です♪

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2020年1月20日月曜日

究極の一点

私がまだアルバイトだった8月初旬の話。

毎月定例の「全体会議」なるものに参加しました。このときの議題は「究極の一点」。なんと創業以来掲げてきた「経営理念」を廃止するというんです。そして代わりに「究極の一点」を作ると。

アルバイトでありながら、せれくとの歴史の転換点に僭越ながら参加させていただきました(まあ、しょっちゅう転換してる会社ではありますが・・・)。

(写真はみんなの意見を出し合っている様子)

















さて、この「究極の一点」。
せれくとメンバーは認知誤差なく共有できている概念だと思うんですけど、
外部目線だとやっぱり

「なんのこっちゃ?」
「けっきょく経営理念なんやねん?」
「行動指針やろ?」

とかなりますよね。違うんです。

いや~実にややこしいー。
フツーの感覚だと、この辺のこだわりがすこぶるめんどくさいんです。
せれくとって面白い会社ですね(笑)

そもそもなんで「経営理念」を廃止って話になったのか、というと、
それまでの「経営理念」は木元が創業まもなくに決めたもので、
いわゆる上からの押しつけになっている。それがダメっだっていうんです。

いまのメンバーにとって「経営理念」は
誰かが(といっても創業者なんですが)決めたことの押しつけでしょ?
価値観経営が目指す「主体性」とか「個々の輝き」に反してませんか?

自分たちの責任において総意で決めたなら、
それは押しつけではなく「自分たちの約束」になる。

と、まあ上手く説明できませんが、そういうことです。



私の言葉で「究極の一点」を定義するなら、

チームに集うメンバーの総意で決めた、
メンバー全員がなりたい自分像に向かって走る行き先を照らす道標

かな~。


メンバーそれぞれが自分らしさを発揮していこ~ぜ~。
といいつつ、それを全員が納得できる道標に落とし込む。

バラバラでいいぜ~。同じ道標に向かって走ろうぜ~。
う~ん、はなはだ疑問。ていうか、そんなん無理やん!!

などと、いろいろモヤモヤしながら「全体会議」に参画しておりましたが、
さすがはせれくとメンバー。ちゃんとカタチにしあげました。

究極の一点 =「自分らしく価値を生み出し時代を創る会社」


というわけで「経営理念」はめでたく廃止。
正確には遺産として残そうということになり
事務所いちばん奥の壁にひっそりと貼られています。
興味のある方は、ぜひせれくとに遊びに来てご確認ください。

ちなみにこの究極の一点。
未来永劫コレでいく、ってもんではなく賞味期限がございます。
それが切れたと判断された時点で、またみんなで話し合います!

なかなかタイヘンだぁ(^^)

以上です♪

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