2020年2月27日木曜日

Fのおはなし

せれくとに入っていちばん苦労したのが「F」の考え方でした。

まず障壁になったのが「FってFixed Cost = 固定費でしょ?」っていう概念。

前職では確定申告のときに使う勘定科目ごとに経費を記帳して、
それらを変動費(V)と固定費(F)に分けて損益分岐点を出したりしていました。
「最低これだけ売り上げたら利益が出る」っていう考え方ですよね。
経費は必要に迫られて「かかるもの」。裏を返せば「なるべく削りたいもの」です。

せれくとでは先に得たい利益額を決めます。
そこに(F)をのっけて粗利>売上高と決めていき、
それに基づいて単価と個数を割り出す。
ここでの(F)は実現したい未来のために「戦略的にかけていくもの」。
よくある固定費のように削れば良いってものではない、というわけです。

※注意
「戦略的にかけていくもの=削らなくて良い=無駄遣いOK~♪」
 というわけではありません



エネルギーの持って行き方としては

・経費(F)の精査に目くじら立てて節約・削減にエネルギーを注ぐなんてもったいない。
・どんな価値を生み出すのにどのくらいお金(経費)が必要なのかはさっさと決めて、
 「生み出す価値」のために自分が行動することにエネルギーを割こうよ。

ってことかな。




気持ちの持ち方としては

(NG)
売上はこれくらいを見込んでいます。さらに経費(F)を抑えると利益が増える!
 ※新たに利益を生み出したわけではない。
  同じ粗利のなかで我慢や辛抱によって相対的に利益が増えた >> 欠乏マインド

(OK)
価値を増やして単価をあげよう! ファンを増やしてたくさん売ろう!
 ※自分たちが提供できる価値はどんどん増やせる
  そのためのイノベーションやクリエイションを推奨 >> 豊かさマインド

ってとこかな。


ネガティブ思考とポジティブ思考の違い、とか言ってしまうとチープな感じがしますが、
とにかく私の感覚では「経費(F)の考え方が真逆」なんです。ベクトルが違う。



欠乏マインドと豊かさマインドについてはもっと書きたいけど、
ぐちゃぐちゃになりそうなんで、今日はここまで。

読んでいただき、ありがとうございます(^^)
以上です♪

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