シリーズ・せれくと「基礎知識」
第2回目は「モチベーションとテンション」です。
自分を突き動かすものって、いろいろあると思います。
何が意思決定に寄与しているのか?
そのいろいろを「主体的な部分」と「環境の影響による部分」に
分けることを意識してみよう、というのが上図です。
なんで分けるのかって? いいことがあるから(笑)
※スミマセン、ざっくりで・・・
ここでは自分を気球に例えています。
気球は膨らみ、浮かび、目的地へ向けてテイクオフします。
自分自身で立ち上がり、人と関わり、人生を歩むこととリンクしています。
気球が膨らむための、もっとも基本的な要素は炎です。
これをモチベーションと呼ぶことにします。
モチベーションは内なるエネルギーです。
何を燃料として燃やすのか、どのくらいの火力で燃やすのか、
高度をどうコントロールするのか、すべて自分次第です。
気球は炎があって初めて気球としての体を成します
つまりモチベーションは自分を形作るもの、
言い換えるなら、モチベーションとは
自分が自分である為に「絶対に譲れないもの」です。
上空では、高度ごとに異なる風向きを選んで
気球を上昇下降させながら目的地へ向かいます。
しかし、自力でできることはそこまで。
気球の飛行には周囲の環境がとても大きな影響を与えます。
まず風。
心地よい追い風ばかりだといいのですが、
文字通り逆風となったり、台風のような荒れ狂う強風になるかもしれません。
また、雨に降られたり、雷に襲われたり、
ゴンドラの乗員をつついてくる鳥や
うっとおしい昆虫の大群と遭遇することもあるかもしれません。
これら自分では制御できない外的要因をテンションと呼ぶことにします。
テンションは私の心模様や意思決定(気球の飛行)に影響を与えます。
「追い風」だったら嬉しくなるしラクちん♪
順風でも高速すぎるとちょっと怖いかもしれないし、
「逆風」や雷雨に見舞われたら「いやだなぁ」って思う。
目的地から遠ざかると「こいつらのせいでうまく行かない!」と言いたくなる。
でも、風の向きや強さを変えたり、雨を止ませることはできない。
現象は変えられない。
変えられるのはその現象の受け取り方、すなわち「解釈」のみです。
そして「解釈」の変更は意思の力でできる!!
「この逆風、挑戦しがいがあるな~!」ってワクワクしてみるも良し。
追い風を求めて高度を変えるべく、炎(モチベーション)の火力をアップするも良し。
※火力を落として高度を下げる方法もあるけど、
高度を上げたほうが視野が広がるし選べる風向きの選択肢も増える!!
自分はなぜその意思決定をしたのか?
周囲からの影響に関わらず、自分の内側から湧き出てくる想いで
「絶対に譲れない!」「かならず成し遂げる!」と言えるのがモチベーション。
そうでないならテンションの影響。
親に言われたから
友達もそうしているから
時代がそうだから
この仕事を与えられたから
上司に命令されたから
先輩に期待されたから
後輩に頼まれたから
他者の事例がこうだったから
慣習・慣行としてそういうもんだから
効率がいいから
儲かるから
ま、いろいろ意思決定に寄与するテンションってあると思います。
でもただ流され、テンションのせいにすることだけはやめたい。
自分の意思決定はモチベーションに基づいている、ゆるぎないものだ。
テンション(周囲の環境)は解釈の変更で味方につけていく!
モチベーションとテンションの違いを自覚し、
そことの向き合い方を学んだ結果、吉良は
自分は「自分のせいで」こんなふうに生きているんだ
という(当たり前の)ことを再認識できたのです。
※これが最初に書いた、いいこと(笑)
尾崎豊は「僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない」と歌ったけど
他者と勝負して自分の正義を押し通すのではなく、
自分のモチベーションがなんなのかを常に自身に問い続ける、
その「自分に向き合う痛み」に勝ち続けなきゃならないんだろうなーと思うのです。
そして、そのモチベーションを公言し、自分自身に責任を負う。
周りのみんなにも「私のモチベーション」を理解してもらい、
ときに応援や助けを得ながら、支え合う。
反対に自分も「私が周りの人にとっての環境」であることを意識し、
他者のテンションとして「追い風」になれるよう振舞う。
そんなふうに「自分」と「環境」を捉えなおす、きっかけをくれた基礎知識です。
で、次に突きつけられる命題はとうぜん
「じゃあ、私のモチベーションってなに?」
となります。これを探すのがまた大変!
今日は、ここまで!!
今回もお読みいただきありがとうございます<(_ _)>
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