きらっちです。お久しぶりです。
みなさんは、この期間をどのように過ごされたでしょうか。
緊急事態宣言も解除され「日常」に向けてまた進みだした感もありますが
「コロナで世の中が大きく変わった」という人
「第2波どころか第1波も来てないんだけど」という人
受け止め方は、さまざまだと思います。
時代はさかのぼり、私が大学生だったころ。
「ケータイ」が「携帯する」という一般名詞から羽ばたいて
持ち運び可能な無線電話を指す用語になり、
レトロニムとして「固定電話」という言葉が生まれてきた頃。
いまの若い世代の人たちには信じられない話かもしれませんが、
受け止め方は、さまざまだと思います。
ふと思い出した光景があります。
時代はさかのぼり、私が大学生だったころ。
「ケータイ」が「携帯する」という一般名詞から羽ばたいて
持ち運び可能な無線電話を指す用語になり、
レトロニムとして「固定電話」という言葉が生まれてきた頃。
いまの若い世代の人たちには信じられない話かもしれませんが、
サークルのミーティングや飲み会の最中に
ケータイを取り出して触ったりしようもんなら
「いませっかくみんなで集まっているのに、
なんでケータイとかいじってんの? 電源切れよ。失礼だろ」
って先輩たちに怒られたもんです。
そこには、目の前にある「リアルな人との繋がり」のほうが
「ネット(この時はまだ電話網)で展開される人との繋がり」よりも
重要だという価値観があったように思います。
近頃の大学生だと、どうなんでしょうか?
「スマホに夢中になって心ここに在らず」な態度が看過できないというのは、
もしかしたら今も変わらず存在するかもしれません
(存在しててほしいなぁ。オジサンの希望込み)
でも、さすがに「持ち込むな」とか「電源を切れ」は聞きませんよね(笑)
あれからケータイとインターネットが繋がり、
良くも悪くもネットという空間がスマホとともに社会に浸透していったことは
改めて語るまでもありません。
うちでも2歳児の次男坊が、お兄ちゃんのタブレットを横取りして
スワイプするような時代です。
そんな環境が当たり前の時代に育った人たちは、リアルとネット、
どちらの世界が「より重要か」なんて考えることもないのだろうなぁ、と思うのです。
さてさて、
コロナ禍は人の往来と密集を大きく制限しました。
医療や介護、物流・エネルギー関連、金融、警察・消防等を含む行政など、
止めることができない現場では大変な苦労を強いられています。
不要不急とされた飲食、旅行、レジャー等の産業は露骨に売り上げを絶たれました。
デスクワークが可能な業種ではリモートワークが一気に広まり、
「きちんと足を運んでご挨拶する」という当たり前の誠意が
「いやいや、いま来てもらったら逆に困ります」と真逆の対応になりました。
私もこの2ヶ月のあいだに画面上で「はじめまして」なんてことをたくさん経験しました。
中には、取り立てて何の変化も無く「遠い国の騒ぎ」と外野で推移を見守ることが
できた方もいたかもしれません。
職業や地域、年代などによって、さまざまな差が生じたコロナ禍です。
これから世の中がガラリと変わると捉えるか、
はたまた一過性の嵐でまた元の社会が戻ってくると捉えるのか、これも人それぞれ。
私は預言者でもないので結果がどうなるかなんて、はっきり言って分かりません。
ただ、私はなんとなく感じています。
今のこの世の中を覆う雰囲気は、あの大学生の頃に見た変化に似ているなあって。
ケータイやインターネットが世の中に出てきて、
先見の明がある人たちはどんどんITの世界に飛び込んで行って、
それが何なのか、何をもたらすのか、よく分からない一般人(自分を含む)は
危険なものを見る視点で、ちょっと遠巻きにしている
既存の価値観がフレームになって、その外側になかなか目が向けられない
そんな雰囲気。
コロナは収まるの? 収まらないの?
リモートワークがスタンダードになるの? ならないの?
外食や旅行やレジャーは、娯楽は、アートやスポーツは、どうなるの?
パンデミックってまた起きるの?
いろいろと不確定要素が多くてなんだか良く分からないけど、
少なくとも、これまでの常識がちゃぶ台返しされる瞬間に
また立ち会っているんだなぁという雰囲気をヒシヒシと感じるのです。
コロナ禍が医学的に収束したとしても、社会がもとに「戻る」ことは無いだろう。
グローバル化が後退するだけでなく、身の回りの社会の在り方そのものも
問い直す必要がありそうだ。
これまで「膨大な時間とエネルギーと費用を掛けた人々の大移動」が
いったい私たちに何をもたらしてくれていたのか。その検証は必須だろうなぁ。
もしかすると、いつかリモートワークがスタンダードになって
レトロニムとして「リアルミーティング」「リアル出社」「リアル飲み会」
なんていうワードが生まれる日が来るかも!
そのときは一周回ってまた「ネット」より「リアル」で会うことの価値が見直されて
外食やサービス・旅行業などが高級なマーケットになってるかも。
などなど・・・・・いろいろ妄想が暴走しはじめて、
まとまらないので、今日はここまで!!
あ、そうそう。
今日の投稿、これだけは伝えておかないと!!
有限会社せれくとは、6月以降も当面、感染防止対策を緩めることなく
事業継続していきます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございます(^^)