2020年3月3日火曜日

一次感情を制御せよ



類人猿診断でオランウータンに認定されてから
ますます意識するようになった自分の特性のひとつに
「感情を表に出さない」というのがあります。

「そんなこともないよぉ」って思っていましたが
よくよく自己観察してみると
私は好き嫌いもあまりハッキリ言わないし、
対人関係は特段積極的でも消極的でもなくて、
なんとなくその場に合わせることを優先している気がします。

だから、感情を言葉や表情でハッキリ表現できる人が羨ましく感じます。
「嬉しい!」とか「楽しい!」「かわいい!」「美味しい!」などを
瞬発的に声にできる人がまぶしい!!
余談ですが、私は昔からそういう感情表現豊かな女性に惹かれます(^^)


さて、せれくとに入社したばかりの頃、そんな私ですら
「ここの人たちは、あんまり感情を表に出さないなぁ~」
と感じていました。
「おとなしい」っていうか「何考えているのか分かりにくい」っていうか・・・。


かつての私がいた環境は、まあまあ本気の怒鳴り声が飛び交う厨房だったり、
愚痴・悪口・冷やかし・ナンパ・下ネタ・オヤジ政治評論・本気のような冗談などが
フツーに行き交うホールだったり、と「割りと風紀が乱れた世界」でした。

なので、せれくとの静けさは「ちょっと物足りないなぁ」って思ったし、
「ここではキチンと振舞わねば!」とさらに身が引き締まる思いもしました。



これ、今思えばなんですけど、せれくとメンバーの皆さんが
感情と反応の間にちゃんと「言動の選択」を挟んでいたってことなんですね。
いまでも「一次感情を剥き出し」っていう人はいないなぁって思っています。
議論が白熱したときに声が大きくなったり涙を流したりはあるけども、
基本的にはみんな常に「オトナ」の態度。冷静沈着。
さすが「7つの習慣」でしっかり鍛えられています。

著者:コヴィー博士の言葉を書籍でインプットすることも大きな学びだけど、
私にとっては「せれくと」の環境そのものがいいお手本なんです。




人は状況や条件など自分を取り巻く環境についつい流されてしまいがち。
そのときに発生する「一次感情」は脳の構造上やむを得ないもの。

だけどその「一次感情」を受けとめたうえで、
・感情に任せた言動を取るのか
・自分の価値観に基づく「オトナの対応」を取るのか
を選択できる、ってことを知っておくとぜんぜん世界が変わるし、
常に「オトナの対応」を取ることを習慣化できれば自分の人格が大きく成長する。

「どう振る舞うか」を自ら選択できること。
そこに「責任」が生まれるし、だからこその「主体性」。
それらが自分を取り巻く人たちにとっての良い環境となり、認められる人格となる。

あらためて学び直しています。




感情表現が分かりやすい人にばかり目が行きがちだった私です。

これからは(私にとって)感情表現が分かりにくい人にも
「そのときの感情」を「どういう選択」で「どう扱った」のか、
受容と承認の精神でしっかり傾聴していきたいと思います。

そして、ノリと勢いだけのコミュニケーションではなく、
丁寧な寄り添いで自分の優しさを発揮していきます(^^)



以上です。
お読みいただきありがとうございます


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